9月23日阿久比神社で、県の指定無形民俗文化財「知多の虫供養行事」阿久比谷虫供養が行われました。
会場に設けられた大道場と8つの小屋の中には町指定文化財の12幅の掛け軸などが飾られ、鉦や太鼓の音が響く中、平安時代から続くとされる伝統行事を見ようと多くの人が集まりました。
午後からは大道場で同行32人が2時間に渡り、百万遍念仏を唱えて虫供養を行い、夕方が近づくと供養場の小屋などが取り壊され、今年の当番阿久比地区から来年の当番卯之山地区へ引き渡しが行われました。
9月26日、板山高根湿地自然観察会が開かれました。
普段は一般開放していない高根湿地に生息している貴重な植物を知ってもらおうと、町教育委員会が参加者を募り観察会を実施しました。
参加者20人は町自然観察検討委員の説明を受けながら、シラタマホシクサやモウセンゴケ、ミミカキグサなどの食虫植物の観察を行い「身近な場所で貴重なものを見ることができてうれしく思います。後世に残していかなければいけませんね」と感想を話していました。
9月25日、蓮慶寺(大古根)で「お月見会」が開かれました。
町文化協会が日本古来の風習や風情を感じてもらおうと企画しました。この日は中秋の名月に当たる日。雲もなく月はとてもきれいに見えました。
琴の演奏を聞きながら抹茶を飲んだり、俳句を詠んだりして月見を楽しんでいました。参加者は「普段あまり気にしていない月も、今日は特別にきれいに見えました。日本は四季を通じて楽しめる風習があっていいですね」と笑顔で話していました。