広報 あぐい
2007.07.01
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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 (65)

□問い合わせ先  防災交通課(内208)

避難勧告などの判断基準と伝達

水害に関する避難勧告などには次の3つがあります。

○避難準備(要援護者避難)情報
特に避難行動に時間を必要とする方が行動を開始する段階で、人的被害の発生する可能性が高まった状況です。
非常持ち出し品を持参し、避難する前に、地域の自主防災会に連絡してから避難します。避難行動に支援が必要な方は、避難支援者に協力してもらいます。一般の方も避難準備を始めます。
○避難勧告
通常の人が避難行動を開始しなければならない段階で、人的被害の可能性が明らかに高まった状態です。避難する際には、隣近所に声を掛けて避難行動を開始します。
○避難指示
前兆現象の発生や現在の切迫した状況から、人的被害の発生する危険性が非常に高いと判断される状況です。
避難中の方は、避難行動を完了し、まだ避難していない方は、直ちに避難行動に移ってください。行動をすぐに取れない場合は、生命を守る最低限の行動をとります。
対象となる河川は、2級河川の阿久比川水系の5河川(阿久比川・前田川・矢勝川・草木川・福山川)と十ヶ川水系の2河川(十ヶ川・英比川)の計7河川です。
対象とする災害は、破提、越水氾濫、内水氾濫で、避難すべき区域は、阿久比町防災マップ掲載の「東海豪雨浸水実績」「阿久比川・十ヶ川流域浸水予想図」や「東海豪雨罹災証明発行実績」から判断し、宅地や田畑の浸水の恐れのある地区を小字単位で想定しています。対象地区のすべての家屋が浸水していません。実際には浸水被害のない家屋もあります。
避難すべき区域
【横松】
大川向・乙張・芝原・清水・清水寺・西側・西之海道・西之崎・前田・宮後田・宮前・楢
【萩】
池下・詩丹田・清水・新川・砂瀬・曽根・凸清水・眠木・矢下・録丹田・比丘尼田・比良芝
【宮津】
鼬田・井戸廻間・大場・神池下・蟹田・中森・西大場・西森下・八反田・東王場・二子東・宮天神・宮平池・宮平柴・宮家下・宮山ノ神・名師・森下・八重洲・野添・山子山・山田・小森・中井名・大洲・県城
【板山】
新畑・柘榴・西ノ海道山・前田・南天白・女夫坂
【福住】
井堀・郷和池・東脇・平野・坊田・六反田
【白沢】
庵之下・大橋・沖之田・カナクソ・上大橋・上カナクソ・上釜ヶ池・上前田・北野海道・北ノ前・小山ヶ崎・下大橋・下カナクソ・下釜ヶ池・下蔵々・下谷・下前田・蛇淵・天神裏・天神前・中曽根・縄手・二反ノ田・東中根・前田・向根
【草木】
御林前・草米山・草五反田・草宮前・草元倉・四分一・新田前・殿井田・半之田・平井堀・平井松・細池・堀田・松山・鞠古・宮前・横手・中郷・栄
【卯坂】
壱丁田・英比・大平・上大場・上向田・川木・北大平・北ノ浦・北丸根・栗之木谷・古見堂・三明・四反田・昭和・城山・城山下・城街道・神田・砂走・仙入坊・ダラミ・知原岬・西谷・二反田・入道ヶ池・丸根・丸ノ内・山ノ内・山深田・坂部・古川
【阿久比】
唐透・北下川・五葉・五葉下・千速・中根下・真向塚・南下川・宮後・宮前・駅前一丁目・駅前二丁目
【椋岡】
曲田・祭礼坊・沢渡・下田原・高田・角平芝・角前田・徳吉・中長・菱田・広表・道上
【矢高】
内越・梶明・三ノ山高・砂田・高岡北・高岡南・高中根・出口・東郷・東山・六反
【植大】
植五反田・植高田・植深田・大坪・大野崎・大前田・大松本・柿添・亀坂下・川田・木口・弘矢・光林坊・五郷所・島田内・高徳吉・築地・西徳吉・西向毛・野崎・浜田・東田・東徳吉・東向毛・前崎・御手洗

水害や土砂災害についての避難行動は、避難経路が冠水するなどの不測の事態なども予想されます。早めの行動が取れなかった場合などは、計画された避難所に避難することが必ずしも適切ではありません。事態の切迫した状況に応じて、自宅や隣接建物の2階などに避難する場合もあります。

英比小学校は、東海豪雨で浸水した経緯から水害時の避難所としては除外しました。(平成19年2月22日阿久比町防災会議で決定)

避難勧告などの判断基準は、次のとおりです。

【避難準備(要援護者避難)情報】
   (1) 知多地域に大雨・洪水警報が発表され、1時間雨量が40mmまたは3時間雨量が65mmを超えたとき。
【避難勧告】
  (1) 知多地域に大雨・洪水警報が発表され、1時間雨量が52mmまたは3時間雨量が83mmを超えたとき。
  (2) 知多地域に大雨・洪水警報が発表され、河川が計画高水位に達し、その後に時間雨量が30mm以上の雨が降ると予想されるとき。
  (3) 河川管理施設の異常(破堤につながる恐れのある漏水など)を確認したとき。
【避難指示】
  (1) 破提・越水・溢水を確認したとき。
  (2) 河川管理施設の大規模な異常(堤防本体の亀裂、大規模な漏水など)を確認したとき。

阿久比町を流れる阿久比川水系と十ヶ川水系は、5年に1回程度発生する確率の降雨に対して河川改修が実施されています。避難勧告などの発令基準は、この雨量を基準にしました。

降雨量については、庁舎屋上に設置してある雨量計のデータを、避難が予想される大雨のときに「あんしん防災ねっと」やホームページで逐次情報を発信する予定です。



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