広報 あぐい
2007.06.01
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おめでとうございます 〜春の叙勲〜

 

春の叙勲を阿久比町在住の2人の方が受章しました。

瑞宝双光章を竹内(たけうち)(とおる)さん(草木)、瑞宝単光章を崎(ちさき)紀代惠(きよえ)さん(草木)がそれぞれ受章し、2人に受章の喜びの声を聞きました。

瑞宝双光章  竹内 利さん(79歳)

「“人にだまされることがあっても、自分が人をだますことをしない”を生涯のモットーとしてきました。我慢強く私を支えてくれた妻と家族に感謝したい」と受章を喜ぶ竹内さん。危険性の高い業務に精励した方に対する叙勲の「危険業務従事者叙勲」も併せて受章されました。

国のため社会のために尽くす仕事に就きたいと昭和25年10月から昭和警察署に勤務して以来、昭和59年3月春日井警察署長を最後に勇退されるまでの33年6カ月、警察官として愛知県民のために尽力されました。

警察官時代の思い出として、昭和42年半田警察署交通課長の時、同僚の巡査が殉職された事件を挙げ「全職員で事件捜査に当たったことがとても大変でした。長久手町で警官が銃弾に倒れてしまいました。後輩を亡くした悲しみはあの時と同じくらいです」と犯罪を憎む気持ちは、現役を離れた今も変わりません。

「普段は妻と2人で畑仕事をしてのんびり過ごしています。たまに旅行をするのが一番の楽しみです。仕事ばかりで苦労や迷惑を掛けてきた分、これからは妻に出来るだけ優しい言葉を掛けるようにしたいです」と照れながら話していました。

瑞宝単光章  知崎紀代惠さん(55歳)

特別養護老人ホーム「東和壮」(東浦町)で主任看護師として高齢者の介護支援を行う知崎さん。昭和54年から通算で32年余り、看護の現場で働き続けてみえます。

今回の受章には「長く仕事を続けてこられたのも、主人や家族の応援があったからだと思います。老人ホームではお年寄りが常に『ありがとう』の言葉を掛けてくれます。その言葉がいつも私の励みになっています。職場の皆さんの協力や支えにも感謝の気持ちでいっぱいです」と目を細めていました。

子育ても一段落して、多少自分の時間を持てるようになってきたという現在、休日はご主人と一緒にドライブや犬の散歩に出掛けられているそうです。

今後について尋ねると「今までの経験を生かしたボランティア活動ができたらなあと思います。町内のいろいろな場所に積極的に参加していきたいです」。人のために「何かをしてあげたい」という根っからのサービス精神に余念がありませんでした。



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