広報 あぐい
2006.11.01
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子どもに伝えたい あぐいのむかし(6)

 

池ハシャギのはなし

池の魚は重要なタンパク源


熊田ヶ池(卯之山)での池ハシャギ(平成6年)
:写真は阿久比町誌資料編8から

昭和36年(1961年)知多半島に愛知用水ができるまで、阿久比町にもたくさんのため池がありました。

池ハシャギの目的は、水を抜くことで池を干し、水草を取り、池の魚を捕獲することで、2、3年に一度行われました。

魚を捕るために大勢の人が池に入るので、池の床締めの役割もしていました。

池は大字が管理し、池ハシャギの日時が決まると、魚の量を見計らい、料金を決めて、張り紙が町内に掲示されました。

フナ、コイ、ウナギ、戦後はライギョも捕れました。昔は海の魚を食べる機会が少なかったので、池の魚が重要なタンパク源となっていました。



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