広報 あぐい
2006.08.15
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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 (44)

□問い合わせ先  防災交通課(内208)

地震に備えるために

「地震が来たらもう仕方ない…」と考えていませんか。確かに地震は避けることができません。しかし、事前の備えをしっかり準備しておけば、あなたとあなたの家族の命が助かる可能性は確実に高まります。

「家庭の防災対策」といっても何から始めたらいいか分らないと困惑し、手付かず状態の家庭が多いのではないでしょうか。防災の備えに完璧はありませんが、できることから行いましょう。


〜最低限これだけはやっておきたい事前の備え〜

(1) 家具の転倒防止

休日や夜間を含めると、生活する時間が最も長いのが自宅となります。家族の生活の場である家と家具が、凶器にならないようにしましょう。

テレビ
阪神大震災で3メートルも飛んだ例もあります。止め金具用の穴を利用して固定します。花瓶などが倒れると、発火、爆発する可能性もあるので、上には置かない。
ピアノ
多くの被害は転倒でなく「移動」であったので、移動防止を考える。
冷蔵庫
背面にある運搬用の取っ手を利用して転倒防止ベルトを使って固定する。
照明器具
寝室だけでもつり下げタイプから直接取り付けるタイプに変える。
食器棚・本棚・たんす
L字金具で固定。重い物は下段に隙間なく収納。ガラスに飛散防止フィルムを張る。警戒宣言発令時や余震が続くときには、下段の引き出しを少し開けておくと倒れにくい。

(2) 家屋の耐震診断・耐震改修

県が実施した東南海地震の被害予測では、阿久比町のほぼ全域で震度6弱が予想されます。

耐震性の低い家では財産を失うだけでなく、家族の命までも失うことになります。あなたの住まいが地震に対してどの程度の強さがあるか耐震診断を受けましょう。

県と町では、昭和56年5月以前に着工された旧基準木造住宅の無料耐震診断を行い、耐震改修費補助をしています。

□問い合わせ先
建設課計画係  TEL (48)1111 (内288)

(3) 避難場所や安否確認の家族間での約束

電話が集中すれば、離れ離れとなった家族間の連絡は取りづらくなります。家族間で集合場所を決めておきましょう。

NTTの「災害用伝言ダイヤル171」の利用方法を習得しておくことが大切です。毎月1日に体験利用ができます。

■拡大図はこちら→NTT災害用伝言ダイヤル117いないのかけ方:68KB (66,067バイト)

 


(4) 非常持出袋、備蓄品の用意

3つのケースに分けてそろえることを勧めます。

枕元の袋
・懐中電灯・赤色灯付きホイッスル(下敷きになって動けないときに使用)
・厚底スリッパ(ガラスなどが散乱した屋内を移動するために使用)
持ち出しやすい場所にリュックで用意
高カロリー食、飲料水、雨具、携帯ラジオ、懐中電灯、軍手、万能ナイフ、マグカップ、ばんそうこう、タオル、せっけん、ラップ、ポリ袋、筆記具、ノートなど
車のトランクや屋外の物置などに衣装ケースなどに入れて用意
食料、飲料水、新聞紙、ティッシュペーパー、カセットコンロ、食器類、テント、寝袋など


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