自分の身を守るために何をすべきか
9月1日は「防災の日」です。
1923年(大正12年)に起きた関東大震災の教訓を忘れないようにと、この時期に多い台風への心構えを含め1960年(昭和35年)に制定されました。
毎年、日本列島のどこかで自然災害が発生しています。今年も7月の下旬には、長野県や九州地方で記録的な豪雨により大きな災害が発生しました。
私たちの町でも、記憶に新しいところで、平成12年9月に発生した「東海豪雨」により、家屋が浸水するなどの多大な被害に遭いました。
「防災の日」を前に、いざという時、自分の身を守るために何をすべきか、あらためて皆さんに考えてもらうために、今回は「風水害」と「地震」に備えての特集を組みました。
一人ひとりが防災について考え、災害が発生した時にどう行動すればいいのか、この機会に本気になって考えてみてください。
風水害に備えるために
最近では短時間に局地的、突発的な大雨が多発しています。予報エリアが細分化されましたが、集中豪雨は予測しにくく、ラジオなどで最新の情報を入手することが大切です。
気象警報の中で「1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る」「過去数年間で最も土砂災害が発生する危険性が高くなっている」という表現があった場合は特に気をつける必要があります。
■ 浸水時の避難の注意点
◎深さ50cm(膝上)を上回る場所での避難行動は危険です。流れが速い場合は20cm程度でも歩くことが困難になります。
◎側溝や水路などの位置が分からないので、長い棒などで確かめながら、2人以上で歩きます。車は水没し走行不能の恐れがあります。
◎避難所までの歩行が困難となったら、生命を守ることを最優先として、自宅や隣接建物の2階などに緊急的に避難しましょう。 |