広報 あぐい
2006.08.15
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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 (44)

□問い合わせ先  防災交通課(内208)

自分るためにすべき

9月1日は「防災の日」です。

1923年(大正12年)に起きた関東大震災の教訓を忘れないようにと、この時期に多い台風への心構えを含め1960年(昭和35年)に制定されました。

毎年、日本列島のどこかで自然災害が発生しています。今年も7月の下旬には、長野県や九州地方で記録的な豪雨により大きな災害が発生しました。

私たちの町でも、記憶に新しいところで、平成12年9月に発生した「東海豪雨」により、家屋が浸水するなどの多大な被害に遭いました。

「防災の日」を前に、いざという時、自分の身を守るために何をすべきか、あらためて皆さんに考えてもらうために、今回は「風水害」と「地震」に備えての特集を組みました。

一人ひとりが防災について考え、災害が発生した時にどう行動すればいいのか、この機会に本気になって考えてみてください。


風水害に備えるために

最近では短時間に局地的、突発的な大雨が多発しています。予報エリアが細分化されましたが、集中豪雨は予測しにくく、ラジオなどで最新の情報を入手することが大切です。

気象警報の中で「1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る」「過去数年間で最も土砂災害が発生する危険性が高くなっている」という表現があった場合は特に気をつける必要があります。

■ 浸水時の避難の注意点

◎深さ50cm(膝上)を上回る場所での避難行動は危険です。流れが速い場合は20cm程度でも歩くことが困難になります。

◎側溝や水路などの位置が分からないので、長い棒などで確かめながら、2人以上で歩きます。車は水没し走行不能の恐れがあります。

◎避難所までの歩行が困難となったら、生命を守ることを最優先として、自宅や隣接建物の2階などに緊急的に避難しましょう。


大雨注意報・警報の発表基準[知多地域]

※気象庁による

大雨注意報 大雨警報
1時間雨量が20mmかつ総雨量50mm
3時間雨量が40mm
24時間雨量が80mm
以上になると予想される場合
1時間雨量が40mmかつ総雨量100mm
3時間雨量が80mm
24時間雨量が150mm
以上になると予想される場合

集中豪雨について

集中豪雨は、短時間のうちに狭い地域に集中して降る豪雨のことで、梅雨の終りごろによく起こります。

豪雨が発生すると、中小河川のはんらんや土砂崩れ、崖崩れなどによる大きな被害が予想されます。

河川流域や急傾斜地、造成地付近の方は、気象情報に十分注意し、いざというときの避難に備えましょう。


1時間の雨量と降り方

※気象庁による

1時間の雨量 予報用語 人の受けるイメージ
10mm以上〜20mm未満 やや強い雨 ザーザーと降る。
20mm以上〜30mm未満 強い雨 どしゃ降り。
30mm以上〜50mm未満 激しい雨 バケツをひっくり返したように降る。
50mm以上〜80mm未満 非常に激しい雨 滝のように降る。
(ゴーゴーと降り続く)
80mm以上 猛烈な雨 息苦しくなるような圧迫感がある。
恐怖を感じる。

避難と救助の心得は隣近所の協力です。日ごろから声を掛け合い、特に高齢者、障害者、子どもがいる場合はお互いに助け合いましょう。


川の水位にも注意を

「阿久比町防災マップ」(防災交通課窓口で配布)には、洪水時の浸水予想図と東海豪雨の浸水実績を掲載しています。

阿久比川と十ヶ川の水位も愛知県が提供するホームページ「川の防災情報」で確認することができます。

状況を知り、早めに行動を開始することを心掛けましょう


阿久比川と十ヶ川の情報は阿久比町ホームページからアクセスできます
http://www.kasen-owari.jp/



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