広報 あぐい
2005.10.01
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愛・地球博 一市町村一国フレンドシップ事業

ソロモン諸島の女性 母国を語る

 

阿久比の女性と交流会


岡本エビトアさん


白藤シンデレラさん

9月12日、現在日本で生活をしているソロモン諸島の女性2人を、愛知万博フレンドシップ事業の一環として阿久比町に招き交流を図りました。

町を訪れたのは、日本人男性と結婚し東京在住の岡本エビトアさんとオイスカ関西研修センター(大阪府)研修生で日本語を勉強中の白藤シンデレラさんです。

午前中は保健センターで、2人が講師となり料理教室が開かれ、ソロモン諸島の家庭料理作りに、あぐい女性の会のメンバー約40人が挑戦しました。

ソロモン諸島の代表的食材ココナッツミルクを使い、サツマイモのココナッツミルク煮など四品が調理され、出来上がった料理を全員で試食しました。「とてもおいしい。子どものおやつにいいね」と参加者のメンバーは2人の女性を囲み、楽しそうに感想を話していました。

午後からは中央公民館本館で「ソロモン諸島の女性たち」と題して2人の講演会が行われました。

エビトアさんが母親の話を始めると母国ソロモン諸島を思い出したのか、言葉に詰まり、涙ぐんでいると「がんばって」と会場から声援が飛び、励まされる場面が見られました。「ソロモン諸島は今でも、完全に男性社会。そんな中でも女性たちは自分たちの家庭を守り、がんばっています」とソロモン諸島の女性たちを誇らしげに語っていました。

エビトアさんは「息子を1年ごとくらいにソロモン諸島に連れて行き、多くの文化を見せたい」と、シンデレラさんは「日本で学んだ素晴らしいことを将来生まれてくる自分の子どもに伝えたい」とこれからの夢を講演の結びとしていました。


トウモロコシの切り方を指導するシンデレラさん ゆで具合を確認するエビトアさん
 
ソロモン諸島の家庭料理4品


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