○アスベスト(石綿)とは
アスベスト(石綿)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
その繊維が極めて細かいため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去などで必要な措置を行わないと石綿が飛散して人が吸入してしまうおそれがあります。以前はビルなどの建築工事で、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止されました。
その後もスレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では原則として製造などが禁止されています。
石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止などが図られています。
【厚生労働省ホームページ アスベスト(石綿)についてQ&Aから】
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/07/tp0729-1.html |