広報 あぐい
2005.09.15
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あぐいぶらり旅 〜川沿いを歩く〜

シリーズ 阿久比を歩く 12

 
阿久比川の始流地点  
 

阿久比には、まちのほぼ中央を北から南に流れる川がある。阿久比川、十ケ川、英比川と続く。皆さんはこの川が阿久比町のどの地点から流れが始まり、どの地点まで流れていくのか知っていますか。単純な発想から今回のぶらり旅を計画することにした。

まずは地図を広げて始流を探す。阿久比町の最北端付近、名鉄巽ケ丘駅東側であることが確認できた。(その先の源流はどこなのか知りたいところだが、またの機会に調べることにする。)

最初は始流を探し出すことを目的に出かけたので車で現場近くに向かった。川は目の前に見えているので、車から降りて地図を片手にこのあたりだろうと思いながら阿久比町と知多市の境界に架かっている橋の欄干を見ると、大きな字で「阿久比川」と刻み込まれたプレートが埋め込まれてあった。「間違いない。ここからが始まりだ」始流であることを断定し、友人と固い握手を交わす。

そんなに苦労して見つけ出したわけではないが、自然に顔がにやつく。(こぶしを作って小さくガッツポーズ。)

ここからが今回のぶらり旅の出発点。この場所から川の流れに沿って南の最終地点まで向かうことにする。

川をのぞきこむと、カメが3匹首を伸ばして浮かんでいた。私たちが近づく物音が聞こえたのか、一瞬のうちに潜っていってしまった。

川は名鉄河和線の線路の下を流れ、そして県道名古屋半田線の下を流れて行く。県道を渡りきると景色ががらりと変わり、川の両サイドに田んぼが連なる田園風景が広がる。

草木川と合流する白沢の信号付近まで来て本日のぶらり旅を終了。始流が発見できたことが大きな収穫だった。田んぼの稲の穂も出始めている。次回、川沿いを歩く時には田園が黄金色に変わっているころだろう。稲刈り風景を横目にさらに南下を続けようと思う。


◆拡大図はこちら◆
(28KB/27,290バイト)



田んぼの間を流れる阿久比川



川の中で首を伸ばすカメ



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