広報 あぐい
2005.05.15
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すこやかだより 〜保健センター通信〜

□問い合わせ先  保健センター Tel(48)1111(内311・312)
 

バランスよく食べてがん予防

先月号で、がんは死亡原因の第1位を占めていることを紹介しました。がんになる原因はさまざまありますが、その3分の1は食事だと言われています。がんを防ぐにはどんな食生活をすればよいのでしょうか。
“バランスよく食べる”ことが基本になります。発がん性物質は、多くの食品の中に含まれています。いろいろな食品をまんべんなく食べることが大切です。特定の食品ばかりとる偏った食事をしていると、発がんの危険性が高くなります。1日30食品を目安に食べましょう。
30食品といっても、肉や魚などの同じ栄養素のものに偏ってはいけません。乳製品や緑黄色野菜、果物、炭水化物などバランスよく食べましょう。
野菜をしっかり食べることも大切です。野菜は、がんを防ぐ成分を数多く含むとてもパワフルな食品です。野菜に含まれる食物繊維は、腸内にたまった発がん物質を吸着して、便と一緒に排出する働きがあります。なかでも、緑黄色野菜の効果が大きいと言われています。毎日たくさんの野菜を取るように心がけましょう。
イワシやサバなど背の青い魚や海草類、キノコ類もがんを予防する食品と言われています。
がんの予防では食生活が大切な位置を占めていますが、食生活だけに気を付けるのではなく、運動や休養など、ほかのライフスタイルの改善と並行して行いましょう。

 

あなたのライフスタイルをチェック

以下の項目のうち、当てはまるものはいくつありますか。
 
1 毎日、朝食を食べている。
2 栄養のバランスを考えた食事をしている。
3 1日平均7〜8時間は眠っている。
4 運動を定期的に(週1回以上)行っている。
5 タバコは吸わないようにしている。
6 酒はほどほどにしている。(ビール大びん1本以下または日本酒1合以下)
7 労働時間は1日平均9時間以内にとどめている。
8 自覚的なストレスは少ない。
判定
  • 7〜8の人は「良好」
  • 5〜6の人は「中庸」
  • 4以下の人は「不良」

※「中庸」「不良」の人は、毎日の生活を見直してみましょう。

 

野菜をとるコツ

 
  • 加熱してカサを減らす。
  • みそ汁をはじめさまざまな献立に取り入れる。
  • 旬のものを選ぶ。
  • 外食をするときは野菜が多いメニューを選ぶ。
野菜100gの目安
いくつかの野菜を組み合わせ1日350g(緑黄色野菜120g・淡色野菜230g)取りましょう。
 
緑黄色野菜
にんじん 中1/2本
小松菜 中1/3束
にら 1束(20本)
チンゲンサイ 中1株
ブロッコリー 1/2株
トマト 中1個
さやいんげん 中12本
かぼちゃ 1/10個
淡色野菜
芽キャベツ 中10個
キャベツ 大1枚
大根 中1/8本
タマネギ 1/2個


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