広報 あぐい
2005.04.15
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すこやかだより 〜保健センター通信(1)〜

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がんという病気

毎年日本全国で亡くなる人の30%以上が、がんという結果がでています。阿久比町の統計では死因の25.8%が、がんによる死亡となっています。(平成15年)
「がんは怖い病気だ」「がん=死」と考えている人はまだまだ多いでしょう。しかし「がんは治る」時代になっています。早期に発見できれば、胃がんでも子宮がんでも90%以上は治ります。
発がん物質などによる刺激で、すぐに正常細胞ががん化することはありません。その後さまざまな刺激が加わると、やがてがん細胞となり、その数が増えて「がん」となります。
がん細胞は正常な細胞が狂った細胞に変身したものです。そのため、外敵に対して起こるような激しい反応が現われにくいのです。特に早期がんの段階や、ひどく進行したがんの場合でも病原菌に感染したときのように発熱・痛み・吐き気などの症状はほとんどありません。
発見が早ければ早いほど治る割合も高くなります。最近では検査技術が発達し早期の小さながんでも的確に発見できるようになりました。
がんの最大の原因は細胞の老化です。バランスのとれた食事を心がけ、頭と体をリフレッシュさせて若さを保つことが最も大切ながん予防の基本なのです。
阿久比町ではがん検診を実施しています。現在は「自分は健康だ」と思っている方もこの機会に体の総点検することを薦めます。


がんを防ぐための12カ条

1 バランスのとれた栄養を取る
2 毎日、変化のある食生活を
3 食べ過ぎをさけ、脂肪は控えめに
4 酒はほどほどに
5 たばこを吸わないように
6 食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多く取る
7 塩辛いものは少な目に。あまり熱いものはさましてから
8 焦げた部分は避ける
9 かびのはえたものに注意
10 日光に当たりすぎない
11 適度にスポーツをする
12 体を清潔に


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