★岡戸 半蔵

宝暦二年（一七五二）福住に生まれる。

妻と子どもを亡くし途方に暮れ、荒古の阿弥陀堂にこもる日が続いたが、亡くなった妻子の菩提をとむらうために、諸国巡礼の旅に出る。

文政二年（一八一九）に古見妙楽寺の亮山上人と出会い、知多四国霊場の開創を決意して、田畑を売り払い資金を作る。

文政六年（一八二三）に四国の武田安兵衛が加わり、三人で札所勧誘のため霊場となる寺々へ向かう。

文政七年（一八二四）八十八カ所の制定を完了して弘法大師像の開眼供養をする。この年、古布村（美浜町）誓海寺で亡くなる（七三歳）

興昌寺に保管されている
半蔵ゆかりの『馬のあぶみ』