広報あぐい

2022.01.01·15


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新年のごあいさつ 阿久比町長 竹内啓二

新年明けましておめでとうございます。

町民の皆さまにおかれましては、輝かしい希望に満ちた新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また、日頃より阿久比町政に対しましてご理解とご協力をいただき深く感謝申し上げます。

自らと人の命の大切さ

始めに、新型コロナウイルス感染症の恐怖に晒された多くの皆さまに心よりお見舞い申し上げます。昨年春から、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりましたが、8月には感染力の強いデルタ株によって、今までにない感染拡大となり医療体制がひっ迫するなど、大変な国難を迎えました。本町においても、特に若い方をはじめとする感染者の増加と、家庭内感染が拡大しましたが、それでも知多半島内では一番低い感染者数に抑えられました。これもひとえに町民の皆さまの感染防止対策のおかげです。不自由な生活に、よくぞ耐え忍んでくださいました。本当にありがとうございました。

役場での、新型コロナウイルス感染症対策本部会議も65回を数え、刻一刻と変わる状況に迅速に対応してまいりましたが、ここへ来て新たな変異株(オミクロン株)が国内でも確認されたほか、第6波の到来が予想されるなど、油断できない状況になってまいりました。現在ワクチンの3回目接種を、2回目接種を早く打たれた方から順次進めています。

町民の皆さまの命を守るために全力を挙げておりますが、皆さまにおかれましても、「自らの命を守ることが、他の方々の命を守ることにつながります」ので、引き続き基本的な感染防止対策をお願いいたします。

命を守る町づくり

昨年から「命を守るまちづくり」を最優先課題として進めてまいりましたが、今年も引き続き「命を守るまちづくり」を旗印に町政を進めてまいりたいと思います。

コロナ禍の終息が見えない以上、先ずは感染症から町民を守るためにワクチン接種をはじめとする感染症対策に重点を置きます。次に異常気象などにより引き起こされる河川の氾濫や頻発している地震災害から守るために防災体制を強化させます。3つ目として、本町は過去5年1カ月にわたって交通事故死亡者を出しておらず、管内でも記録を更新中でありますが、昨年他市町に先駆け宣言した「歩行者優先」のまちをより一層確実なものとして、町民を交通事故からお守りします。

新型コロナウイルスによって日常は大きく変化しました。マスクを着用し、3つの密を避け、ソーシャルディスタンスの確保が徹底されました。それに伴い、例年開催されていたイベントや地域での集まりが中止・延期されたことで、一人暮らしをしている方など孤立を余儀なくされた方もいらっしゃったと思います。マスク無しに会話を楽しみ、気軽に食事や旅行ができる普段の生活を待ち望んでおられることでしょう。それは以前のように皆さんと交流し、つながりを取り戻したいという願いではないでしょうか。孤独ほど悲しいことはありません。幸せは、一人ぼっちの中にあるのではなく人と共にいることの中にあったのです。

今後、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込み、コロナウイルスと共生する生活に変わろうとも、人と人とのつながりを再び強く持つことは大切です。

和敬清寂

今年は「和敬清寂」と書かせていただきました。茶の心得としての言葉ですが、庭の掃除をしていたときに、ふと心に思い浮かびました。このようなときだからこそ、「和」心を通じ合い、「敬」お互いのことを思いやり「清」心も清らかに、「寂」どんなときにも動じない、このような心持ちで今年一年を過ごしていきたく思っています。町民の皆さまが、一日も早く普段の生活に戻られ、交流を楽しまれる安心な日常を送ることができますよう、職員一同全力で取り組んでまいりますので、引き続き町政へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

皆さまのご健康を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。