広報あぐい

2022.01.01·15


広報あぐい トップ » トピックス(2)

新年のごあいさつ 阿久比町議会 議長 渡辺 功

明けましておめでとうございます。

皆さまには、新しい年の始まりをお健やかにお迎えになられたことと存じます。

平素より議会活動ならびに町政に対しまして、温かいご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

昨年も、新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るい、わが国においても数多くの方が感染し、尊い命が失われ、経済社会に未曾有の事態が生じました。

こうした中、日々最前線で奮闘されている医療従事者をはじめ、町民の皆さまには外出の自粛や営業の制限などへご協力をいただき、心から感謝申し上げます。

また、九州を始めとする西日本地方の多くの市町村が豪雨に見舞われ、さらに熱海市では記録的な大雨による大規模な土砂災害など、にわかには信じられない惨事が発生しました。

幸いにも本町においては、大きな災害は発生しませんでしたが、こうした災害に対する心構えや予防保全の重要性を改めて認識しているところです。

昨年4月より運用開始した「あぐい防災・行政ナビ(AguNavi)」を用いて、今後とも迅速な情報の提供や各種防災対策を推進し、災害に強いまちづくり・防災に強い人づくりに取り組んでまいります。

さて、令和3年度から「第6次阿久比町総合計画」がスタートしました。

全ての計画の基本となり、地域づくりの最上位に位置付けられることから、令和2年12月議会において慎重審議の上議決しました。

「輝く子どもたちをみどりが包むまち・あぐい」をまちの将来像として、ピークを迎える子どもの人口に対応しながら、持続可能で幸せな暮らしのできるまちづくりを進めます。議会としても推進状況や課題など、十分チェック機能を果たしながら対応していきます。

IT技術の進化は新型コロナウイルスの影響により一層加速し、私たちの生活に定着してきました。

これは多様化する住民の価値観や意見の集約をはじめ、緊急時・災害時への備えにもなります。

ペーパーレスやオンライン会議など、技術に即した環境を整備することで、議会の将来にも大きな可能性が広がります。

今後デジタル化が進展し、住民と議会との関係が大きく変化していく中で、試行する価値の大きい制度選択であり、導入に向けて研究を深めていきたいと思います。

本町では、本年7月に参議院議員選挙、年末には町長選挙が予定されています。国や行政を託す重要な選挙であり、棄権することなく公明正大に代表を選んでいただきたく存じます。

コロナ禍で世の中が大きく変わろうとしているこの時に、私たちも変わっていかねばなりません。

大局的な視点から議論を行い、落ち着きのある調和の取れた議会を目指して職責を全うしていかなければならないとの決意を新たにしているところです。

改めてコロナ禍の終息を願い、本年が皆さま一人一人にとって実り豊かで明るい一年となることをお祈りし、新年のご挨拶といたします。