第188号 令和3年2月1日発行

 新年明けましておめでとうございます。

 町民の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。

 日頃から、町議会への深いご理解と、議会活動に対する温かいご支援とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 初めに、中国・武漢から発生したとされる新型コロナウイルスによる感染症が世界的に広がり終息の見通しが立たない状況になっています。罹患りかんされた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 また、懸命に治療に当たられている医療関係者の方々に敬意と励ましを申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症は、これまで経験したことのない流行となり、感染を予防しながら日常生活を送るwithコロナの時代の到来となりました。緊急事態宣言が解除されて以降、自粛要請の緩和や都道府県間の移動、大型イベントの解禁、GoToトラベルキャンペーンなど、徐々に経済活動を戻していく動きが始まりました。一方で、一度収まりつつあった新規感染者数は6月末から東京を中心に再度増加。7月末にピークを迎えて以降、徐々に減少傾向がみられていましたが、気のゆるみ、秋冬のインフルエンザ流行シーズンと重なって第三波が訪れ、第二波の新規感染者数の記録を更新しました。感染症を正しく恐れて、警戒、予防し、新しい生活様式を守りながらお過ごししていただきますようお願い申し上げます。

 新型コロナ感染症に関しては、ワクチンの開発が進むなど、明るい兆しも見えてきております。人間の英知を結集すればこの苦難を乗り越えられると信じております。

 東京オリンピックの延期が発表され、様々なイベントが縮小、中止されるなか、町民の皆様においては大変なご不便と、ご苦労をおかけしました。令和3年は令和2年分も上乗せした、希望に満ちた年となることを切に願います。

 明るい話題として、阿久比町におきましては、昨年8月に「新学校給食センター」が完成し8月下旬より新センターからの給食提供が開始されました。新学校給食センターは、旧センターの老朽化、食数の増加、学校給食衛生管理基準等に対応し、より安全・安心・おいしい給食を提供する施設、設備として建設されました。新センターは、様々な経験を通して「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育の拠点として活用でき、アレルギー食対応専用の調理室が設置されたことにより、アレルギーに悩む子どもたちにも、安全・安心・おいしい給食が配膳できることになります。また、災害が発生した場合、炊き出しの拠点として活用できる設備も設置しております。これらの業務がこのセンターで効率的に運用され、阿久比町の次世代を担う子どもたちの食を支える中心的な施設として発展していくことを期待しております。

 町議会は町民の皆様と同じ視線に立ち、住んで良かった、これからも住み続けたいと実感できるまちづくりに、議員一同全力で取り組む所存ですので、今後とも皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに、皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。