第181号 令和元年5月1日発行

 阿久比町議会では、議会人としての資質向上のために、議員研修を行っている。

 女性の活躍がなぜ必要なのかについて、少子高齢化の進行と人口減少の到来を迎え、労働力人口の減少、県・市町村ごとの人口性比などのデータを示した。愛知県内の女性31万人が潜在的な働き手として期待されているとした。

 また、女性が活躍すると経営効果が上がり、女性管理職が多い企業ほど業績が向上する傾向がある。世界的に見て、女性の社会進出が進む国ほど出生率が上がっている。

 日本はまだ低い水準であるとされた。愛知県においては、製造業が盛んなため、男性が多く、20〜34歳の女性は全国で2番目に少ないと話された。

 阿久比町の議員の女性比率は、愛知県内で19位であり、職員の管理職の女性の割合は38位であると示された。

 女性活躍を進めるポイントとして、配慮しすぎず、多様な人材を積極的に活用し、ワークライフバランスを男女ともに課題とし取り組んでいくべきだとされた。

 地域の発展に関しては、子育てには地域の支えが必要と考える人が約9割あり、
「子どもの防犯のために声かけや登下校の見守り」
「子どもと一緒に遊ぶ人や場があること」
「不意の外出時などで子どもを預ける人や場があること」
を地域の役割として期待されているとされた。

 女性の活躍と男女共同参画を進め、少子高齢化・人口減少への対応として持続可能な地域の発展と夢や希望が叶えられるようにしていこうとまとめられた。

編集後記

 ありがとう「平成」。
 5月1日からの元号は、「令和」に改められる。
 その典拠とした「万葉集」は、豊かな国民文化を象徴した希望に満ちたものと言われている。
 日本初の元号「大化」は、645年に始まったが、以降「平成」を継いで「令和」は248番目となる。
 先月実施された町議会議員選挙で、当選を果たした議員の任期も同日から始まるのだが、歴史的な節目を重ねると感慨深いものがある。
 おのずと、この「議会だより」を担当する編集委員会のメンバーも替わるため、文末の委員5名で行うのは今回が最後となる。ありがとうございました。
 今後も、その時々の時代背景や議会活動が町民の皆様に浸透する広報紙であるよう研鑽を積む覚悟である。

(Y・Y)

議会だより編集特別委員会 委員長 山本恭久
      副委員長 都築清子
      委員 久保秋男
      委員 小柳みゆき
      委員 瀧塚政明