阿久比中学校発幼保小中一貫教育プロジェクト
幼保小中一貫教育プロジェクト(以下文中では「一貫教育」とします。)の最後のステージとなるのが阿久比中学校です。町内に住む小学生のほとんどが入学する町内唯一の中学校です。
中学校では、様々な機会を利用して、一貫教育が目指すものを保護者や教職員に伝えています。また、一貫教育のねらいである「段差なき教育」を目指し、小学校6年生の児童が、中学校の生活について知る機会を設けています。

幼保小中一貫教育プロジェクトの説明
- (1) 保護者に向けた一貫教育の説明
- 中学校では、一貫教育について説明する場として、毎年1月に行われる入学説明会を利用しています。説明会に参加している小学校6年生の保護者に、一貫教育がねらいとしている15歳の「めざす子どもの姿」を中心に、中学校の取組について話します。また、小学校生活と中学校生活の違いや保護者の役割についても話します。特に、最近問題となっているスマートフォンの利用については、ソーシャルネットワークサービスによる事例を挙げ、家庭での注意を呼びかけています。

中学校の授業を見学

中学校の先輩の話を聞く会
- (2) 「段差なき教育」に向けた取組
- 一貫教育の説明中に、小学校6年生の児童は、担任の教師に引率され、中学校の授業を参観します。小学校とは違う中学校の授業の雰囲気に触れ、真剣な表情で参観をしています。集中して、引き締まった授業の様子に、驚く児童が多いです。
- 3月半ばには、中学校を卒業した生徒が、母校の小学校を訪れる「中学校の先輩の話を聞く会」を実施しています。卒業を目前に控えた児童は、入学説明会の話だけではわからない、「生の中学生の生活」を聞こうと、先輩に多くの質問をしたり、真剣な表情で話に聞き入ったりしています。3学期には、小学校6年生の児童による部活動体験を予定しています。
今後も、全ての子ども達が「通いたい」と思う阿久比中学校にできるよう、一貫教育の取組を充実していきたいと思っています。