2011.01.01
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11月18日〜24日、「幼保小中高一斉あいさつ運動」を行いました。園児・児童・生徒、職員に加えて、PTA、地域の皆さんと、多くの方々の協力をいただき、延べ2,600人を超える参加がありました。
「あいさつスタンプ」、「あいさつビンゴ」など、あいさつをしたことが目に見えるようにし、発達段階に応じた工夫。「あいさつの歌」を歌った保育園。「おはよう」「さようなら」だけではないと考え、「ありがとう」を意識した指導など、園や学校ではさまざまな工夫をした取り組みが行われました。
一貫教育プロジェクトの取り組みは、基本的な理念を大切にしながら、それぞれの園や学校で発想豊かに工夫できるという良さもあります。保護者や地域の皆さんの協力と、さまざまな工夫の結果、子どもたちが進んであいさつをしようとする気持ちを育むことができたようです。
あいさつ運動を終えて、多くの意見をいただきました。「元気にあいさつを返してくれて気持ちよかった」という意見の一方で、「あいさつができない子がいた」という意見もありました。声の小さい子、表情の暗い子、うつむいたままの子、年ごろのせいもあるかもしれませんが、子どもたちの実態はさまざまです。時には「あいさつ運動の成果は表れていないのではないか」という厳しい意見をいただくこともあります。しかし、大人ですら顔も名前も知らない人と道ですれ違えば、あいさつをするのには抵抗感があると思います。毎日道ですれ違い、顔見知りになれば自然とあいさつを交わせるようになります。「あいさつ運動」は、そのきっかけづくりであると考えています。
あいさつを返せない子にも、ぜひ根気強く声を掛けてください。道ですれ違う子どもは“阿久比町の子どもたち”です。子どもたちに人間関係の作り方を、身をもって教えてください。人間関係ができれば、道いっぱいに広がって迷惑をかけている子にも、気軽に注意できるようになります。“子どもたちを阿久比町の大人みんなで育てる”これが、幼保小中一貫教育プロジェクトの基本理念の一つです。「オアシス運動をすすめ、笑顔あふれるまちをつくります」(阿久比町民憲章抜粋)
学校支援地域本部事業の立ち上げを目指して、英比小学校を中心に試験的な取り組みを進めています。幼稚園でのサポートママ・サポートパパ、小学校での英語活動ボランティア、図書ボランティア、菊作りボランティアなど、さまざまなボランティアが園や学校を支えてくれています。阿久比町が考える学校支援地域本部事業は、ボランティアの募集・調整・依頼などのコーディネートを地域の皆さんに参画していただきながら町全体で行うというものです。
教員志望の大学生に、園や学校にサポーターとして現場の実状や教育技術を知ってもらおうとも考えています。現在、英比小学校に6人、阿久比中学校に1人の学生サポーターが子どもたちの支援にあたっています。今後も近隣の教員養成を行う大学に連絡を取りながら、この取り組みを拡大していきます。
教員志望の大学生による学生サポーターを募集しています。
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