生活習慣・学習習慣・食育研究部会がまとめた「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」から、中学校3年生(15歳)の部分を紹介します。幼保小中一貫教育プロジェクトが目指す最終段階(15歳像)です。家庭教育の参考にしてください。
社会の一員として、自分の役割を自覚し、行動する生徒
□
あいさつ(オアシス)が、場面に応じて正しくできる。
場面に応じた服装・態度を心掛けることができる。
公共の場や集団内で、周囲に配慮した言動をとることができる。
地域活動に積極的に参加することができる。
自ら進んで計画的に学習する生徒
自分の目標を立て、その目標に向かって計画的に学習する。
進路について必要な情報を集め、それに向かって適切な準備をする。
正しい食事のあり方を理解し、食事を通して自ら健康管理する生徒
栄養バランスを考えて食事をする。
自分の食事の問題点が分かり、解決する。
1食分の献立を立て、調理する。
社会生活におけるあいさつの大切さについて話し合う。
外出先や目的にふさわしい身なりや態度とは何か話し合う。
公共のマナーや迷惑行為について話し合う。
家族で地域行事に参加する機会を増やす。
日ごろの努力を認め、励ます。また、相談にのるなどして、自信をもたせて取り組ませる。
子どもの適性や良さを引き出す進路について共に考える。
家庭の食事が外食や既製の食品を含め栄養バランスを考えた食事となるよう努める。
家族の健康を考えて、マンネリにならないよう料理を工夫する。
家庭の味を子どもに伝えるよう努める。
調理を子どもに任せる機会を作る。
相手や場面に応じた、気持ちのいいあいさつを実践させる。
進路指導の一環として、身なり・態度の指導を行う。
公共マナーの意義や迷惑行為について考えさせる。
機会があるごとに地域行事への参加を呼びかける。
目標達成のため道筋、学習への取り組み方などについてアドバイスする。
適切な進路の情報を提供し、自己決定しやすい環境をつくる。
どんな場でも栄養バランスを考えた食事を工夫できるよう指導する。
健康を考えたより良い食生活ができるよう指導する。
食の自立を目指し、献立作成から調理実習まで、できるよう指導する。