小学校の先生に聞くと「入学までには、自分の名前が読めて書ければよいでしょう」ということでした。小学校入学前の時点で、字が書けないとしてもそれほど心配ありません。
しかし、字が書けるようになるということは、やはり大切なことです。そのためには、まず字を読めるようにすることが必要です。
では、何をしたらよいか?例えば、子どもに絵本を読んであげることを薦めます。2人で絵本を見ながら読んであげれば、子どもはきっと、そこに書かれている文字に興味をもつはずです。自分も読めるようになりたいと思うことでしょう。そうなれば字を読むようになり、やがては字を書き始めるでしょう。そうしたら、うんとほめてあげてください。
字を無理に教えるよりも、遊びや生活の中で文字にかかわることができるように工夫してみましょう。数にも関心がもてるようにしてみましょう。
(例)
- 〈かるた遊びをする中で〉
- 「『あり』はどこにあるのかな?」
「あった。」
- 取れた子も取れなかった子も、字を一生懸命、目で追っています。
〈生活の中で〉
- 「きょうのおやつは、なあに?」
「きょうはビスケットが3個よ」
- 自分で数えながらおやつを取ります。
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