
田んぼでエサを採る
ホタルボランティアの皆さん |
ホタルの保護活動について
中嶋 昌
初夏を彩るホタルの光は、心の安らぎと、自然の豊かさの象徴です。
阿久比町は、緑豊かな自然環境に恵まれていましたが、耕地整備や農薬などの影響によりホタルが減少していきました。
私は「あぐいくらしの会」で活動を行っています。くらしの会では自然を守る点から家庭排水の浄化、緑化活動、河川の水質調査などを実践し、平成6年に開催された「ホタルサミットあぐい'94」に参加して、町民に環境美化を訴えました。以後ホタル観察会会場では、パネルの展示と手作り廃油石けんの無料配布を続けています。
平成13年から阿久比町のホタルボランティアに参加して、ふれあいの森「ホタル養殖場」で育てているホタルの餌のヒメモノアラガイやタニシの採取に協力しています。
平成14年の6月に一宮平成ホタルの会へ視察研修、平成15年6月に豊橋市朝倉川源流のビオトープを見学に行きました。2カ所とも餌の確保と周囲の環境が整備され大変参考になりました。
昨夏、私たちは初めてホタルを捕獲し、産卵から孵化するまでを観察しました。20日前後でけし粒大のものが点々と水中で動いているのが分かり感動の一瞬でした。
この感激を多くの皆さんに伝え、ホタルの保護活動を阿久比町から発信したいと思っています。 |