広報 あぐい
2007.02.01
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幼・保・小・中一貫教育プロジェクト

方向性(4)

□問い合わせ先  学校教育課 TEL(48)1111(内202)

今回は教科研究部会です。

1.目指す生徒像(15歳像)

阿久比町の小中学校5校で毎年行われる学力テストの結果や学習状況から次のように設定しました。

(1)自分なりの思いや考えをもち、周りの人たちと関わり合う生徒
・他人の考えに触れたり課題に直面したりしたときに、自分なりの考えや解決法を持とうとすることができる。
・素晴らしいものに触れたときに感動することができる。
・相手のことを考えながら、目的や場面に応じて会話をすることができる。
・いろいろな文章を読んで、内容を理解することができる。
・習った漢字や語句を使って伝えたいことを分かりやすく書くことができる。
・英語を使ってあいさつをしたり、買い物や道案内などの生活に必要な会話をしたりすることができる。
(2)身の回りの数量や事象を正しくとらえ、必要に応じて的確に処理する生徒
・日常生活の中にある数や量を式に表すことができる。
・計算の仕方や意味を理解し、式に表すことができる。
・式や計算を使い、見通しをもって問題を解くことができる。
・自然や、経済、社会などの仕組みを理解することができる。
・さまざまな情報を、取捨選択して生活に生かすことができる。

2.追求する課題

実態調査や分析から、課題を次の3つにしぼり込み、調査・研究を行いました。

(1)中学校を卒業するまでに、社会で生活していく上で最低限必要な知識・技能を身に付けさせること

(2)特に、人間関係を維持していくためのコミュニケーション能力や、日々の生活で欠くことのできない基本的な計算能力を身に付けさせること

(3)幼稚園・保育園から小学校、小学校から中学校への生活環境・学習形態・学習環境・人間関係の大きな変化に対する段差を少しでも解消すること


3.課題解決に向けた提案・提言

次の4つの提案・提言がされました。

小学校卒業時に最低限
身に付けてほしいこと
  • 繰り上がり、繰り下がりのある足し算・引き算
  • 九九
  • 2桁×2桁の計算
  • 3桁÷2桁の計算
  • 小数の加減乗除
  • 分数の加減乗除(異分母分数で通分しての加減、約分の仕方)
(1)小学校6年生への一部教科担任制の導入と算数・数学科での少人数指導・TTの導入
・中学校での教科学習へのスムーズな移行のために、小学校6年生で一部教科担任制を導入する。
・算数・数学科で、基礎基本の確実な定着のために、少人数指導やTTによる授業を行う。
(2)国語科、算数・数学科の指導の充実
・国語科、算数・数学科で、重点指導事項一覧表に従い、基礎基本を確実に定着させる。
(3)小学校英語活動の充実
・AETと学級担任の協同授業により、英語の発音に慣れさせ、英語でコミュニケーションすることの楽しさを味わわせ、中学校での英語学習につなげる。
(4)幼稚園・保育園での活動と小学校における学習(国語・算数)の連携
・幼稚園・保育園で行われている、小学校の国語科・算数科につながる活動を把握し、教科の指導に生かす。
□問い合わせ先
学校教育課 TEL(48)1111(内202)


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