★知多の虫供養行事　今年は高岡地区

身近な場所で文化の秋をチェック

「クヨ」と呼ばれる民間信仰行事で、県指定無形民俗文化財「知多の虫供養行事」阿久比谷虫供養が9月23日、今年は高岡地区で行われます。

虫供養は農民が田畑の虫を供養するために念仏を行ったことが始まりとされ、町内13地区の持ち回りで順番に行われています。

当日は供養場に大道場と小屋が建てられ、町指定文化財の12幅の掛軸が飾られて、念仏といっしょに鉦や太鼓の音が会場に響きます。


掛軸を前に百万遍を唱和する講人の皆さん（昨年）		供養場に建てられた小屋（昨年）

○午後1時半ごろ: 大道場では導師の先導で講人が百万遍（念仏）を唱和し、大数珠が回されます。
○午後5時ごろ: 来年の開催当番矢口地区への引き渡し
○町指定文化財「阿久比谷虫供養掛軸十二幅」: 大道場に「阿弥陀三尊佛」「山越阿弥陀佛」「往古阿弥陀佛」「十王絵図」小屋に「三尊阿弥陀佛」「阿弥陀如来と二十五菩薩」「阿弥陀如来と十六羅漢」「普賢菩薩」「釈迦如来」「文殊菩薩」「円光大師」「道元禅師」が飾られます。
当番地区では、寒干しや土用干しなどをして1年間大切に保管します。