広報 あぐい
2005.06.01
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就任のごあいさつ

阿久比町議会議長 井本三紀夫

 

このたび臨時議会が開かれ、議長に就任いたしました。
就任に当たり、議場で「公平」「公正」「公明」を常に身を半ばに置いて、職務に精励することを約束しました。
もとより浅学非才、従前にも増したご協力を欠いて重責を全うすることはかないません。
温かい導きを心からお願い申しあげます。
本町は節目の50周年記念を終え、新たな半世紀を「調和の中で豊かに実るまち阿久比」を目指し歩き始めました。
地域では待望の国家的プロジェクト「中部国際空港」が開港し、“自然の叡智”をテーマとする「愛・地球博(愛知万博)」も盛況に開催中で、さらなる発展と国際交流の深まりが期待されています。
一方で高度成長からバブル崩壊、長期の経済低迷で全国津々浦々の自治体に共通する難問が提起されています。
山に山村があり、そこに山を守る民人が住み、山は水を生み、川を作り、その流域には農村が点在し、川を守る民人がいた。
川は河口に至り、漁村を形成し、海を守る民人がいて自然浄化摂理の恩恵を受けながら守られてきた自然も、多消費型の市街拡大に大きく傷つき、過疎過密、オゾン層の破壊や温暖化といった地球規模の汚染・環境問題。
不況対策として繰り返された公共投資は、今莫大な借金として800兆円に迫りつつあります。
この財政立て直し問題。
世界で経験したことのない急速な少子高齢化社会の問題。
大きな社会構造変化に耐え得る対応策の問題。
地方分権はやがて自治体が政策とその成果を競う地方の時代の始まりであり、自主・自立の道の模索の問題等々。
こうした諸難問も過去に学びつつ常に、前を、脚下を確かめつつも常に上を向いて歩を進めるべく論議を重ね、町のため、町民のためを第一義に施策を修練すれば必ず道は拓かれるものと確信いたします。
町民皆さまの町政参加とご指導、ご鞭撻をお願いし、ごあいさつとします。



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