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2025.01.01·15


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新年のごあいさつ 阿久比町議会 議長 山本 恭久

明けましておめでとうございます。

皆さま方におかれましては、令和7年の輝かしい新春をご家族と共に、清々しい気持ちでお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。

平素は、議会の運営ならびに活動に対し、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

昨年を振り返りますと、元日早々から最大震度7を観測した能登半島地震の発生や、羽田空港では民間航空機と海上保安庁の航空機が衝突炎上する事故が起こるなど悲惨な年明けとなってしまいました。

8月には、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が気象庁より発表されたため、想定震源域では大きな緊張が走りました。

また、9月には元日の地震で甚大な被害を受けた奥能登地方に線状降水帯が発生し、本格的な復旧・復興に向けてこれからという時に、豪雨災害という新たな被害が震災の被災地に追い打ちをかけるなど、波乱の1年であったように思います。

議会におきましては、タブレット端末を活用した議会のICT化を進めるため、プロジェクトチームを立ち上げ、早期導入に向けて取り組んでまいりました。それらの活用が本格化すれば、スケジュール管理、掲示板機能、ペーパーレス会議等々効率的な議会運営、活性化、危機管理体制の強化など大きな可能性が広がってまいります。

迎えました令和7年は、高齢化が進む節目として位置付けられた2025年問題の年となります。国民の5人に1人が75歳以上の後期高齢者となり、約3人に1人が65歳以上の前期高齢者という超高齢化社会を迎え、労働者不足、医療・介護、福祉に直結する問題が顕在化し、日本経済や社会に深刻な影響を及ぼすとされています。

以降も65歳以上の高齢者人口はさらに増加を続け、2040年頃にピークを迎えるということで、一層少子・超高齢化に伴う課題が深刻化する2040年問題として警鐘されています。

さて、明るい話題として、昨年の12月に開催された、愛知県市町村対抗駅伝競走大会において、本町は町村の部で「優勝」し、3連覇という輝かしい成績を上げました。私も現地で応援させていただき、多くの感動を得ることができました。選手の皆さまには、町民に勇気と感動をいただきお礼を申し上げます。

今年の干支は、“巳”年です。蛇は、脱皮を繰り返して成長する姿から、「復活と再生」や「永遠」の象徴とされ、今までの努力の成果が一気に伸びると言われていることから、新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示す年として期待されています。

そこから今年の思いを、「万里一空ばんりいっくう」と致しました。

「目標や目的に向かって、やるべきことを見失わず努力し続けること」「一つの目標に向かって努力することの大切さ」を意味する“心の状態や覚悟”を表す言葉です。

結びに、本町に生活拠点を置く皆さま方にとって、幸せを実感できる魅力あるまちとなるよう、的確に対応できる議会を今後も目指してまいります。

本年が皆さま方にとって最良の年となりますよう心からお祈りし、新年のあいさつと致します。