第187号 令和2年11月1日発行

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新美三喜雄 議員(新済会)

新美三喜雄 議員

令和2年度 予算の各種補助金

一律の基準で交付していない

 補助金は、交付金・助成金と異なり、法律に基づいた交付ではなく、都度政策上の意図により交付できる。令和2年度予算の補助金は、仕組みの変更等を除き、前年比約3%ダウンの3億185万4,000円である。

… 町長  … 総務部長 … 建設経済部長 … 民生部長 … 教育部長

 以下の4項目について増減の理由。
①文化協会:296万8,000円 25%アップ
②社会福祉協議会:3540万5,000円 18%ダウン
③阿久比町観光協会:200万円 49%アップ
④菊花展:250万円 27%ダウン

愛知県文化協会連合会45周年記念知多部芸能大会を開催するための事業費60万円を上乗せしたことによるもの。

コミュニティソーシャルワーカーを配置したこと等による人件費の組み替えが主な要因。

町から事務局を外部に移し事務員の人件費が増額の要因。

他の補助団体との均衡を図るため補助金の減額にいたった。

 補助金の分配は、どのような客観的な仕組みがあるか。
 補助金は様々な目的や性質があり一律の基準で交付されていない。
 予算は繰越額、食糧費等に安易に支出されていないか、無駄な支出がないか等を査定している。
 今後の阿久比町観光協会に、どのような役割を担い、どのような期待をしているか。
 町・商工会・JAなどと協力して「観光事業や地域の振興」及び「地域経済の発展」に寄与し、会員の自発的な団体活動により「観光資源の掘り起こし」を期待している。

新型コロナウイルス感染症対策

ウィズコロナ対策を急ぐ

 国は、新型コロナウイルスと戦う中、1次補正予算と合わせて230兆円の補正予算を組み、あらゆる場面での支援策を実行している。特にその中で、地方創生臨時交付金が1次と合わせて3兆円が組まれている。
 国の地方創生臨時交付金について、予定分も含め申請予算・実行内容。
 児童生徒やひとり親等世帯の支援、上水道基本料金や給食費の免除、学校等の熱中症対策、休業要請事業者への協力金、クーポン商品券の配布などを実施し、総額見込みでは約2億4,000万円。
 今後主に新しい生活様式に対応する為の対策を実施する。
 ウィズコロナの視点から本町の指標は、どう示されているか。
 阿久比町新型コロナウイルス感染症対策本部では、内外の情報も増え、各地の事例や対応の経験も蓄積され、少しずつ指標化を進めている。
 今後も、厚生労働省や愛知県の定めた指針やガイドラインを参考に対応策を実施する中で、町として更に指標化できるよう取り組んでいく。
 感染第2波の中、学校が再開され、コロナ感染にまつわる誹謗・中傷はいじめのネタにされやすい。教育現場での対応。
 偏見や差別につながるような行為、不確かな情報をもとにSNSなどで偏見や差別につながる行為は絶対にしてはいけない旨を指導している。
 また保護者にも、誰にでもかかり得る感染症となっていることを伝え、あらゆる場面で冷静な対応をしていただくよう、機会のあるごとにお願いしている。

町政の情報発信

ICT化を促進

 本町においては、近年新たに転入された方も多く、各地域において生活様式が変化してきている中、町政の情報発信が、今までのツールだけでは、十分機能しなくなってきていると感じる。
 どのようなツールで、どのような発信がされているか。
 情報を発信する手段として、広報、ホームページ、防災行政無線、報道機関の発表などが上げられる。有効な手段を選択し、多くの人に必要な情報が伝わるように努めていく。
 防災情報のデジタル化により、各地区の情報ツールが、どのように変更されるのか。また、災害避難所の防災情報網にも大きな変化があるか。
 新たな情報伝達手段として、防災アプリを導入し緊急情報等を配信する。スマートフォンやタブレットによる被害状況や避難所収容人数等の双方向の情報伝達について、調査研究をしている。
 今後導入したい情報発信ツールはあるか。また、その利用方法。
 SNSの導入に向け検討を進め、年内に運用開始をする。情報を伝える手段を増やすため、今後も調査研究を続ける。

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