広報あぐい

2014.08.01


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後世に残したい 阿久比のホタル

〜ホタル特集〜


ホタル養殖場でホタルを楽しむ皆さん


東部小学校「ホタル鑑賞会」


大村秀章愛知県知事も来場


アグピーもきたよ

ホタルは古くから人間と共生し、淡い光で見るものの心を癒し、愛されてきた生き物です。そのホタルも、人間の生活が便利になるにつれ、幻想的な光を見ることができる場所は減ってしまいました。

ホタルは環境の変化に敏感です。豊かな自然環境に生息するホタルは「環境のバロメーター」といえます。

阿久比町では昭和58年から「ホタル飛びかう住みよい環境づくり」を目指し、町内に生息しているヘイケボタルの発生状況や生態などの調査研究を行っています。今年もヘイケボタルの生息分布調査を6月の下旬から、小中学生をはじめ多くの皆さんの協力を得て行いました。

6月27日から29日までの間、ふれあいの森ホタル養殖場を夜間開放して「ほたる観察会」を行いました。3日間で約2,800人の方が訪れ、淡い光を放ち美しく乱舞するホタルに見入っていました。また、6月24日に東部小学校で行われた「ホタル鑑賞会」には、約900人の来場者がありました。

さらに、ふれあいの森体育室では6月14日から29日まで「ほたるポスター作品展」を行いました。小中学校の児童・生徒から、ホタル保護を啓発するポスターを募集し、優秀作品132点を展示しました。(こちらのページに最優秀作品1点と優秀作品10点を紹介しています。)

人々の心を癒してくれるホタルの光を絶やさないためには、普段からの行動が大切です。例えばゴミを拾う、ゴミのポイ捨てをしない、川を汚さないなどが挙げられます。小さなことですが、一人一人が続けていけばホタルを守り、自然環境を守ることにつながります。

ホタルが減少する一方で、ホタルが飛び交う情景に対する人々の思いは、強くなっているようです。ホタルを一度見てみたいという問い合わせが、今年も多く寄せられました。

これからも、町全体で保護活動に取り組み、幻想的なホタルの光を後世に残すことができるように努めていきます。