広報 あぐい
2007.10.01
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国際社会を生きるための第一歩 =阿中2年生=

中学生体験事業レポート

 

ニュージーランドで貴重な体験


デヴォンポートの
マウントビクトリアで記念撮影

阿久比中学校の2年生10人が8月16日から25日までの10日間、海外家庭生活体験事業に参加しました。

中学生はニュージーランドで農業体験をするファームステイ、海外の家庭生活を経験するホームステイ、英会話を学ぶ語学学習を行ってきました。

「知ろう世界を 触れ合おう人々と はばたけ未来へ」をスローガンに、個人でそれぞれ「国際社会を学ぶ」、「文化の違いを知る」などのテーマをもうけて海外生活にのぞみました。言葉の壁や、生活習慣の違いにとまどいながらも、貴重な体験をして多くのことを学んだ中学生たちは、国際社会を生きるための第一歩を踏み出しました。


海外生活を10日間経験した中学生に聞きました

−ニュージーランドの印象は。
暑い夏の日本から南半球にある国へ行ったので、空港から外に出たときはとても涼しかったです。
バスで移動するとき、どこまでも草原が続き、国の広さに驚きました。
空気がきれいで、自然が豊かでした。
夜空の星は、学校のキャンプで見た時よりも、何倍も輝いてとてもきれいでした。南十字星が見えて感動しました。
動物園でニュージーランドにしかいない「キーウィ」を見ることができてうれしかったです。
優しい人が多く、困っていると話し掛けてきてくれました。
−ファームステイはどうでしたか。
牛の出産に立ち会うことができました。とても感動的でした。
子牛に近づき、お母さん牛ににらまれたときはびっくりしました。
朝の早起きが大変でした。
牧場がものすごく広かったです。
慣れていないせいか手伝えることが少なくて残念でした。
−ホームステイはどうでしたか。
自分の家族と初めて離れて生活するのでとても不安でしたが、ホストファミリーがとても優しくしてくれました。
主食はポテトでした。毎食出てきたので少し飽きてしまいました。バニラアイスや牛乳がすごくおいしかったです。
英語をうまくしゃべれず普通の会話ができなくて悔しかったです。食事の量がとても多く「減らしてください」と言えずつらかったです。
自分の気持ちを英語で伝えられることができたときはうれしかったです。
別れのとき「また、いつでも来ていいよ」と言われ、胸がいっぱいになりました。
−ニュージーランド家庭生活体験を終えての感想は。
ニュージーランド人は、困っている外国人を見ると助けてあげる優しさをもっていました。日本で困っている外国人を見掛けたら助けてあげるようにしたいです。
言葉で通じ合えなくても、心で通じ合えることに気づきました。
言語や文化、生活などを体験して、日本での常識が通用しないことを肌で感じました。
日本では感じなかった自分の家族の大切さが分かりました。特にご飯を作ってくれるありがたさが身にしみました。
今回学んだ国際感覚をこれからのいろいろな場面で生かしていきたいです。
もっともっと英語の勉強をして、チャンスがあればもう一度ニュージーランドへ行ってみたいです。
一生の思い出になると思います。貴重な体験を生かして、これからの学校生活を充実させていきたいです。

行 程

1日目 8月16日(木) 中部国際空港発
シンガポール経由でオークランドへ
2日目
 〜4日目
8月17日(金)
 〜19日(日)
オークランド着
ケンブリッジに滞在
 ファームステイで農場体験
5日目
 〜8日目
8月20日(月)
 〜23日(木)
オークランドに滞在
ホームステイ
 語学学校で英会話などのレッスン
9日目 8月24日(金) オークランドからシンガポールへ
10日目 8月25日(土) シンガポール発
中部国際空港着


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