広報 あぐい
2006.01.01
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新年のごあいさつ  阿久比町議会議長 井本三紀夫

 

明けましておめでとうございます。

輝かしい新春を迎えるにあたり、町民皆々様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。

就任以来早や半年、大過なく任務遂行できましたのも日ごろより町政にお寄せいただいた多大なご支援とご協力によるものであり心から感謝を申し上げます。

振り返ってみますと大変暑い夏であり、幾度となく大雨や台風の警報に接しましたが幸いにも大きな被害を受けることもなく、阿久比の里に豊かな実りの秋を迎えることができました。

町民レクリエーション大会を皮切りに文化祭、菊花展、産業まつり、福祉のつどい等々成功裏に終始し、町民の和、団結の素晴らしさを再確認いたしました。

去る12月1日に商工会青年部によって阿久比駅前で電飾点灯式が行われました。

灯はともることが元気、活力を感じさせ、初冬の行事に一花が添えられました。

県域においては中部国際空港「セントレア」が開港、順調に滑り出し、「愛知万博」も予測を超える入場者を記録し、「阿久比の日」も大盛況のうちに閉幕されました。

中でもフレンドシップ事業のパートナーとしてソロモン諸島との交流は本町有史以来、初めて外国の国家元首ケマケザ首相の来訪を受け新たな歴史の1ページが刻まれました。

比較的元気な中部地域に長かった不況の中に方寸の光を感じた年でもありました。

一方で正気の沙汰とも思えない憎むべき悲しい事件や建築強度偽装事件は私たちを震撼させました。町内の空き巣・窃盗事件、アスベスト問題等々も発生、これらいずれも人間の惹起した事件が社会を暗くしていることも特筆すべき社会問題です。

国、地方が多くの借金財政にあることも白日のものとなり、その改善、改革が求められ、地方にも多大かつ経験したことのない影響を及ぼし始め、国の政治動向に目の離せない1年でありました。

新たに迎えたこの1年は地方分権がさらに進み、議会、行政共に一段と重い責任を担うことになります。

議会は自ら議会改革調査特別委員会を立ち上げ、議員定数、議会経費削減、組織見直し、会議の在り方、進め方をあらゆる角度で切り込み、改革に取り組んで参ります。

年末特別警戒パトロールの出発式も改めて公民館南館で町民多くの参加の下で行われ、長年の念願でありました半田警察署阿久比交番の移転も起工式が行われ、4月には開所の運びとなりました。

町域治安のさらなる向上に努めて参ります。

地震防災対策も重要な課題であり、大きな施策では英比小学校体育館を新築いたしますが何よりもまず、皆様個々の備え、防災の意識こそが「大きな災難を小さな災難にとどめ」「小さな災難を無難」にやり過ごす基礎になります。全員参加で安全な町づくりを進めていきましょう。

子どもは将来を担う至高の宝ですが、その教育をめぐっては急速な時代や家族構成、社会変化の中で多くの問題が指摘されています。

町教育委員会は他市町に先駆け、幼・保・小・中一貫教育プロジェクトチームを編成しました。

幼児から園児・児童・生徒へと連継一貫性のある教育プログラムと保護者、地域、社会が連携した教育の在り方の調査研究がスタートし、成果が期待されます。

幼児、学童、高齢者、障害者の福祉はさまざまな福祉の権利が認められてもその保障がなければ何らの意味も持ちません。

権利と保障一体の福祉社会、安心できる町づくりに取り組んで参ります。

難問は山の如しではありますが7連覇、朝青龍関の「大きな山を見ず、足元の石コロを見て頑張った」との言に力を借りて全力で取り組んで参ります。

皆様には健康に留意され、一層のご活躍と従前にも増したお導きをお願い申し上げ年頭のごあいさつといたします。



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