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2018.08.01


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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 Vol.306

□問い合わせ先 防災交通課 TEL (48)1111(内1210)

大きな揺れとともに倒れる棚、割れるガラス窓、落ちてくる電化製品。地震が発生すると建物が倒壊するだけでなく、建物内の家具の転倒や散乱によってけがをしたり、外へ逃げるときの障害になったりする可能性があります。6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震では、85歳の男性と81歳の女性が本棚やたんすの下敷きになって亡くなるという悲しい事故がありました。近く発生するといわれる南海トラフ地震に備えて、この機会に皆さんの家庭内(室内)を見渡し、潜む危険性について考えてください。

室内にある全ての家具が固定され、ガラスに飛散防止フィルムが貼ってあるのが理想ですが、それができない場合でも安全のためにできることがあります。

▽家族全員で、家庭内(室内)の危険な場所を確認し、1部屋に必ず1カ所は、安全な場所をつくってください。

▽テレビ、冷蔵庫、照明器具などの重い家具やガラス製品が落下・転倒してきた場合、危険な凶器となりえます。配置を変えるなどの工夫をしてください。

▽寝室内で家具が転倒する心配がある場合は、配置を変えるか、就寝位置を変えてください。

「安否確認フラッグ」は家族の無事を、地区の方や救助隊に知らせる大切な手段です。

家屋が倒壊し、中の様子が分からない場合でも、フラッグが掲示されていれば、安否を確認することができます。これにより、フラッグが掲示されていない家庭にいち早く向かうことができ、一刻を争う救助活動の大きな助けとなります。