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2017.01.15


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

~全国へ発信(216)~

阿久比町民の皆さま、明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。この1年が皆さまにとって素晴らしい年になることを、そして、子どもたちにとっても、充実した一年になることをご祈念いたします。

皆さまの今年の目標は、何でしょうか。自分の得意なことであれば、努力することが楽しくなるでしょう。好きなことは、どれだけ続けても苦しくありません。そして、続けるうちに自然と行動が変わります。そのうちに家族や友達に変化が見られるようになってきます。

子どもは、大人の行動を見本にして、自分から行動をしています。普段何気なく大人が見せる行動も、実は、子どもにさまざまな影響を与えています。それは、良い影響であったり、反対に悪い影響であったりします。いろいろな意味で、大人の行動が子どもの見本となるのです。

昨年、10月27日に第4回幼保小中一貫教育実践発表会を開催しました。保護者や地域の方、県内外の教育関係者に多数ご参観いただくことができました。

全国には、同じ敷地内に小中学校の校舎を建設し、6年、3年といった授業の流れや、小中学校の教育課程を編成し直すなど、いろいろな形で一貫教育を進めている学校が増えてきました。阿久比町では、4つの小学校と1つの中学校を1つのまとまりとして、幼稚園・保育園・小学校・中学校が緊密に連絡を取りながら幼保小中一貫教育を実践しています。

阿久比町幼保小中一貫教育の目指すところは、指導者として大人の行動を変革し、子どもの見本として示すことです。大人が連携し、子どもの良い見本になるように変わることです。0歳から15歳までの子どもの成長を見守り、中学校の出口にあたる15歳では、「こんな子どもに育ってほしい」という共通の願いを家庭や地域、園・学校で共有することです。そして、大人と子どもがお互いに学び合いながら、常に関わり合っていくことです。

阿久比町では、1つの中学校に生徒が通うという特徴を生かし、出口である「15歳の生徒像」を定め、幼保小中一貫教育を進めてきました。園や学校が共に同じ方向を向き、子どもの成長のため緊密に連携しながら、今日も一貫教育に取り組んでいます。

子どもは、日々成長していきます。その成長をどちらの方向に導いていくかが大切です。子どもの目標をきちんと見定め、そのエネルギーを発揮できるようにするのは、私たち大人の仕事です。子どもには、得意なことや好きなことに取り組みながら、能力を存分に発揮し、得意分野を磨いてほしいものです。

今後も私たち自身を変革することで、良い見本となり、私たちが協力して、園・学校の活動を支え、阿久比町の全ての子どもの成長に関わっていただくことを、阿久比町内全ての大人にお願いしたいと思います。