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2016.12.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

~全国へ発信(214)~

阿久比町では小学生海外派遣事業として、毎年、小学6年生の児童をシンガポールに派遣しています。第7回目となる今回も、10人の元気な子どもたちが異国の地へと旅立ちました。今回は子どもたちの手記から、その様子をお伝えします。

【シンガポールに行くまでに(東部小 小界凜夏)】

シンガポールへ出発するまでに、中央公民館で4回の学習会を行いました。初めて一緒に行く友達と会ったときは、とても緊張しました。しかし、自己紹介やゲームをするうちに緊張がほぐれて仲良くなり、顔と名前を覚えることができました。みんなの努力や協力があり、シンガポールではうまく発表することができました。

【出発からシンガポール到着まで(南部小 瀬戸山ひなた)】

飛行機内はゲームや映画を楽しめる上、機内食もおいしく快適に過ごせました。シンガポールにはいろいろな国から来た人が多く、外に出るといろいろな言葉が聞こえてきました。私は初めて海外に行くので、食べ物が口に合うか、言葉が通じるかなど、とても不安でした。しかし、多くの方の助けがあり、楽しく学習できました。

【グリーンウッド小学校での授業(草木小 滝澤 遼)】

訪問先のグリーンウッド小学校は、全校児童1,000人を超える大きな学校でした。私たちは音楽と美術の授業を体験しました。美術の授業でしおりを作っていると、近くにいた子が親切に手伝ってくれました。違う民族の子との交流はすごく緊張しましたが、みんな、とても優しくしてくれて、驚くと同時にとてもうれしかったです。

【グリーンウッド小学校との異文化交流(草木小 竹内広樹)】

グリーンウッド小学校と草木小学校との違いは、いろいろありました。階段の壁に花や夏の絵が飾ってあること、授業に黒板ではなく電子ホワイトボードを使うことなどです。また、校内に売店があり、自分で昼ごはんを買って食べます。ラーメンやカレーなどがあり、日本のフードコートとあまり変わらないような気がしました。

【グリーンウッド小学校の様子(英比小 伊藤希和)】

グリーンウッド小学校を訪問して、最初に感じた違いは「くつ」です。日本では校舎に入るとき、上靴に履き替えますが、シンガポールでは外靴のままで校舎に入ります。次に思ったことは、とにかく校舎が広いということです。生徒数も多いのではないかと思い、調べてみたら、英比小学校の2.5倍の児童数で、その数に驚きました。

【シンガポールのデンソーへ企業訪問(東部小 市川颯太)】

シンガポールのデンソーは、阿久比のデンソーと同じく車の部品を作っています。国は違うけれど、工場で作っている部品はあまり変わらないと思いました。しかし、日本の工場よりも多くの国の人が集まって働いていました。「トヨタの車を世界中の工場で支えて作っているんだ」と思うと「すごい」と思いました。

【ジョホールバル観光で(南部小 澤田千鈴)】

青い屋根、白い壁。大迫力なのに清楚。マレーシアのアブ・バカール・モスクを見た私の第一印象です。マレーシアはシンガポールのすぐ隣の国なのに、雰囲気が全く違っていました。一番衝撃を受けたのがマレーシアのトイレでした。トイレットペーパーは使わず、ホースから出る水を使って手で洗い流すそうです。

【I♥シンガポール(南部小 日比野倫子)】

中華街やアラブ街があるように、シンガポールにはいろいろな人種の人たちが暮らしていて、そういった人たちと友達になれるのでうらやましいです。また、シンガポールでは、建国記念日に多くの家が国旗を掲げ、愛国心が強く素晴らしいと思いました。私も日本のことを一生懸命勉強して、もっと好きになれるといいなと思いました。

【はく力満点のナイトサファリ(英比小 宮崎志堂)】

世界でも珍しい、夜にしかオープンしないナイトサファリを見るために、いろいろな国の人が訪れていました。移動に使ったトラムには窓ガラスが無く、動物たちを近くに感じました。夜行性の動物たちが見せる野生に近い姿を観察できて嬉しかったです。写真を上手に撮れませんでしたが、その姿を僕はしっかりと目に焼き付けてきました。

【チャンギ空港から日本まで(南部小 梛野真幸)】

チャンギ空港はすごく広かったです。夜中の1時15分まで搭乗を待っていたので、とても眠かったのですが、飛行機の中はすごく寒くてなかなか眠れませんでした。初めての海外は、長いような短いような6日間でした。シンガポールの人はフレンドリーで楽しかったけれども、やっぱり住み慣れた日本がいいなと思いました。