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2016.12.01


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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 (285)

□問い合わせ先 防災交通課 TEL (48)1111(内1209)

突然の地震に襲われて、自分や家族が“けが”をしたら、どうなるでしょうか。けがを負うと、その後の避難行動や地域の一員としての役割(共助)など全てに支障が出ます。けがの多くは、揺れ始めから3秒間の行動で決まると言われています。

皆さんの家庭内(室内)を見渡して、潜む危険性を考えてみましょう。家庭内でけがをしないための予防策は ▽家具の固定 ▽家具の配置 ▽家族全員の行動ルール です。

▽家具の固定と配置

室内にあるすべての家具が固定され、ガラスにも飛散防止フィルムが貼られているのが理想です。固定できない家具がある場合は、どの向きにどの位置まで転倒するか(被害に遭うか)を考えます。

地震が就寝中に発生することも考えられるので、もし家具の転倒が心配される位置で就寝している場合は、配置を替えるか、就寝位置を替えましょう。

家族全員で、それぞれの部屋の危険な場所、安全な場所はどこかを確認しましょう。室内に必ず1カ所は安全な場所を作ることが大切です。避難経路を確保するためには、倒れた家具でドアがふさがらないような配置をしてください。

テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、ピアノ、照明器具などについても危険な凶器とならないように、転倒防止や落下防止の対策をとりましょう。

▽家族全員の行動ルール

揺れに気付いたら、身を低くし、テーブルなどの下に隠れて、頭と体を守り、揺れが収まるまでじっと待ちます。身を守るために効果的なのは、「周囲をよく見る」「落下物から離れる」「低い姿勢をとって頭を守る」ことです。揺れているときは、お互いに声を掛け合い、安全な場所にいることを確認し、無理な行動は控えましょう。子どもやお年寄りにも「室内の安全な場所」を教えておくことが大切です。

「家庭でできる地震対策」について、愛知県のホームページ(http://www.pref.aichi.jp/bousai/katei/index.htmlで公開されています。日ごろの地震対策の参考にしてください。

災害が起きると、人々が一斉に電話やインターネットを使用するため、回線が込み合い、電話などがつながりにくくなります。そうなると、命に関わる救助要請もできなくなりますので、なるべく電話の使用を控えてください。その代わり、緊急時にサービスを受けられる「災害用伝言ダイヤル171」や「災害用伝言板」の利用を心掛けましょう。

災害用伝言ダイヤルや災害用伝言板は、毎月1日と15日、正月三が日、1月の防災とボランティア週間(1月15日~21日)に体験利用できます。もしもの時に備えて、使用手順を確認しておきましょう。

    
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