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2016.09.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

~全国へ発信(211)~

学校、家庭、地域と行政が協働し、阿久比の宝である子どもたちへの教育を充実させるために「阿久比町教育指針」を策定しました。今回は、阿久比町教育基本的理念と学校教育についてご紹介します。

◎阿久比町教育基本的理念

学力・学習意欲の低下、規範意識の欠如、心の揺れや荒れ、そして依然として憂慮すべき状況にあるいじめ・不登校など、園・学校を取り巻く教育課題は山積している。これらを解決していくには、一つ一つの課題に真正面から向き合い、園・学校、家庭、地域が協働体となって、大人が真摯な態度で取り組まなければならない。

「指導者として、一人の人間として、同じ人間である幼児・児童・生徒と四つに組んで導いていく(本物を語り、未来を語り、夢を語る)」ことがキーポイントとなる。これからの社会を担う心豊かでたくましい人間の育成のため、阿久比町全体が、子どもの「学舎(まなびや)」であり、関わる全ての大人が指導者であるという意識をもつことが重要である。

学校を地域の拠点としながらも、学校の独自性を認め、学校自らの考えと決定で実践できる体制を確立せねばならない。そして教育委員会は、それを支援する立場であることを再確認したい。

◎具体的な方策<平成28年度のテーマ>

◇学校教育

幼保小中一貫教育の推進のためには、人的・物的環境の整備充実を図ること以外に道はない。「幼保小中一貫教育は阿久比の未来」「四方よし」を合言葉に「教育のまち 阿久比」「読書のまち 阿久比」を創らなければならない。

「四方よし」   子どもよし:人としての基礎・基本の定着と学力の向上
    保護者よし:阿久比町幼保小中一貫教育の理解促進と家庭教育の充実
    地域よし:地域による学校支援の充実と地域の教育力の向上
    園学校よし:教員・保育士の力量向上

(1)学校教育

ア 学習指導要領への対応
▽授業時間数の確保、知識技能の習得と活用による思考力・判断力・表現力の向上
▽言語活動、道徳教育、外国語教育、キャリア教育等の充実
イ 幼保小中一貫教育の推進
▽幼保と小、小と中の指導内容・指導方法に関わるつながり・接続(縦糸)の再点検、保護者・地域や行政との連携(横糸)の強化
▽部会方針の実現(学力向上、保護者参加、学校支援の充実)
▽広報・ホームページなどによる一貫教育の啓発と家庭・地域との連携強化
▽幼保小中一貫教育実践発表会の開催、「あぐい教育週間」における公開の実施
ウ 教員の力量向上
▽各校の現職教育による教員一人一人の授業力向上
▽小中学校少経験教員を対象とした研修会「若い衆研修会」の実施




▽学校教育指導員による少経験教員への指導の充実
エ 開かれた学校の推進(家庭・地域、行政との連携強化)
▽「おらが学校応援団」の推進(保護者や地域住民によるボランティア)
▽見守り隊・子ども110番の家との連携、PTA活動の充実
▽健康教育(望ましい生活習慣の定着)・情報モラル教育(ネットいじめ、有害サイト被害防止)の充実と保護者の意識啓発
▽教育相談センターとの連携(家庭教育相談活動、いじめ・不登校防止)

(2)食育・給食

ア 食に関わる指導の推進
▽栄養教諭、学校栄養職員の食に関する指導
▽日常の給食指導での感謝の心の醸成
▽教職員と保護者との連携による食事マナーの定着
イ 安全でおいしい給食の提供
▽栄養バランスのよい献立の作成
▽衛生管理の徹底と地産地消の推進