2016.04.15
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現代は、メールやネットの普及などもあり、人間関係が希薄化・複雑化しています。そのような中で、孤独感や自己疎外感にさいなまれることがあります。特に若い世代にとっては、就職難や不安定な雇用形態などの経済的不安、過重労働など、ストレスをもたらす要因があふれています。こういった状況に耐えられず、うつ病などの心の病気を発症してしまう若い人が増えています。
年齢が若い人ほど、悩んでいることをなかなか周囲に訴えず、うつ病になったり突発的に自殺などをしたりすることがあります。特に、長期の休み明けは心の動揺が起きやすく注意が必要です。表情がさえない、元気がない友人や同僚がいれば、周囲の人は微妙な変化に気付けるよう、より注意深く見守る必要があります。
出産後のお母さんは、ホルモンのバランスの変化により、突然不安に襲われたり、涙もろくなったりするなど気持ちが不安定になることがあり、これを「マタニティブルーズ」といいます。また、出産後の育児は、授乳や赤ちゃんの夜泣きの対応など、思いのほか疲れるものです。ホルモンの変化に育児の疲れが重なると、心の不安定な状態が1カ月以上続く「産後うつ病」になることがあります。
こういったことを知った上で、周囲の人は、出産後のお母さんを心身ともにサポートしてあげましょう。特に、一番身近なお父さんのサポートは何よりの助けになります。お母さんの話をじっくり聞いたり、育児に積極的に参加したりしましょう。
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