広報あぐい

2016.03.15


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(205)〜

阿久比町内の全ての大人がかかわり、阿久比町全体が学舎まなびやとなって、子どもを育てることを目指す、阿久比町幼保小中一貫教育プロジェクト。このプロジェクトでは、保護者の皆さんに子育てに関する数々のリーフレットや冊子を配布しています。

家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き

前回は、「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」の中から、小学校入学を迎える「幼稚園・保育園年長児(6歳)」の子どもの「めざす子どもの姿と働きかけ」についてお伝えしました。

今回は、間もなく中学校入学を迎える「小学校6年生(12歳)」の「めざす子どもの姿と働きかけ」を紹介します。この冊子を参考に、中学校入学に向けて、子どもの成長をご確認ください。


めざす子どもの姿と働きかけ 小学校6年生(12歳)

「めざす子どもの姿」は、生活習慣、学習習慣、食育の3つの観点から設定されています。そして、手引きには、家庭や学校からの働きかけについて、右のように具体的に記されています。

<生活習慣>
▽社会の常識に合わせて行動する児童
<学習習慣>
▽学習習慣が身に付き、集中して学習する児童
<食育>
▽自分の健康を考えて、食事ができる児童

手引きには、上記の目標以外にも、あいさつや返事、敬語、公共マナー、友だちの意見を尊重する態度など、12歳の「めざす子どもの姿」とその働きかけについて書かれています。これらは、小学生以上に心身が成長していく、中学生の基礎となるものです。

子どもが中学生になって、保護者の方に気を付けていただきたいこと。それは、子どもとの距離感です。子どもたちは、中学生になると心身が急激に成長します。だからと言って、完全な大人になるわけではありません。自立・自律のために、距離を置く。しかし、目を離さず、いつでも声をかけ、親の考えを押しつけるのではなく、自分の考えを出させてください。過保護、過干渉、放任は子どものためになりません。ほどよい距離を保つことで、子どもが心身ともに大きく成長できるとよいと思います。子どもとともに、親・家族としての成長も楽しみながら、見守っていけるとよいですね。