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2016.01.15


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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 (270)

□問い合わせ先 防災交通課 TEL (48)1111(内1209)

防災リーダー・災害ボランティアコーディネーター養成講座が、前回に引き続き12月13日に行われました。午前に1時限、午後に2時限の計3時限にわたり、訓練や講義を受けました。

1時限目は、防災ボランティアあぐい代表による「避難所運営ゲーム(HUG)」が行われました。HUGとは、住民が避難所を主体的に運営する方法を学ぶための図上訓練ゲームです。参加者には年齢や性別など、避難者の抱える情報の書かれたカードが配られ、避難所施設に見立てた平面図にどれだけ適切に避難者を配置できるか、また、避難所で想定されるいろいろな問題などにどう対応していくかを模擬体験しました。

参加者は、ゲームを通して体の不自由な避難者に配慮しながら生活空間の配分を考え、部屋割りから仮設トイレの配置、炊き出しの場所などを設定していきました。また、終了後、グループごとに避難所生活のなかで起こりうる問題点や、気がついたことを発表し合いました。

HUGとは、H(Hinanjo=避難所)、U(Unei=運営)、G(Game=ゲーム)の頭文字を取ったもので、英語では「抱きしめる、受け入れる」という意味となり、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名づけられています。

2時限目には、半田消防署阿久比支署署員の指導によるAED取り扱いの方法などを学ぶ救命訓練を行いました。受講者は阿久比町、東浦町それぞれグループに分かれ、急病人を発見したときには、周りの人に救助の手助けをしてもらいながら、とにかく救急車を呼ぶことが大切だと学びました。加えて、救命処置で行う胸骨圧迫の方法と重要性やAEDの使用方法と注意点について指導を受けました。参加者らは真剣な表情で訓練に取り組み、正しくAEDを使用できるように何度も練習していました。

3時限目は、「災害時の自助、耐震化と家具転倒防止」と題して、たくみ設計室の鈴木啓之さんによる講義がありました。「地震発生時の家具転倒による圧死の抑制や避難する経路確保のためにも、家具の固定が大切。“自助”として家具を固定し、自分や家族の命を守ることが、その後の共助へつながる」と話しました。参加者は講演を聴き、改めて家具の転倒防止の大切さを確認していました。


    
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