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2016.01.15


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(201)〜

新年あけましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、平成28年の新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、本町の教育に対して格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、本町にとって念願の新庁舎が完成し、12月1日には竣工式が、12月6日には内覧会が多くの方にご参加をいただき、盛大に行われました。本当にすばらしい設備をもつ新庁舎が完成し、1月からこの庁舎で業務が開始されることを心から喜んでいます。

【幼保小中一貫教育プロジェクト】

教育委員会をはじめ、学校関係者もこの新庁舎に負けないよう気持ちを新たにして、子どもたちの教育にまい進していく覚悟であります。阿久比町の教育は平成17年から「幼保小中一貫教育」を柱として、10年にわたり活動を進めてきました。「欠落なき教育」「段差なき教育」「落差なき教育」の3つの観点で、阿久比の宝である子どもたちのため、町内の園・学校の指導者がともに手を取り合い、情報を共有して成長に関わり合っています。具体的には事務局を中心として、研究部、生活・健康部、幼保小接続部、小中接続部の4部がそれぞれの活動計画を立て、実践を行っています。

研究部は、家庭での学習習慣作りを目指しています。生活・健康部は、スマートフォンなどに関するトラブルを防ぐために、月2回のノーメディアデーを実施し、1月19日には町民の皆さんを対象とした講演会を初めて開催します。

幼保小接続部は、幼児教育部から名称を改め、より幼稚園・保育園と小学校とのつながりを意識した活動を行っています。年長の子どもたちがスムーズに小学校生活を送れるように、幼保小交流会などさまざまな活動を行っています。

小中接続部は、小学校と中学校のつながりを滑らかにするために、小学校6年生に呼び掛けて、夏休みの学習教室と冬休みの部活動体験を行っています。小学校と中学校の交流を計画的に行うことで、中1ギャップの解消に小中の両方から迫っています。

【土曜学習と地域の支援】

休日の小中学生の生活調査から、家庭で自ら学習を進める子どもが少なくなっていることが分かりました。そこで、子どもたちの学習習慣作りに向け、土曜日に町内4小学校の希望する子どもたちが自主学習に励む“土曜学習”を進めています。土曜学習では、ボランティアの方々が子どもたちの学習を支援してくださっています。土曜学習の運営や内容は、各学校の特徴に合わせて実施されています。自主学習以外に子どもたちの学習への意欲を高める取り組みとして、校区にある企業に講師を派遣してもらって体験講座を行ったり、地域の方ともちつきなどの行事を楽しんだりと、地域のいろいろな方にお手伝いをお願いして、各学校の特徴を出しています。多くの方の協力があり、自ら学習したいという多くの子どもたちが土曜学習に参加するようになりました。

今年1年、阿久比町の子どもたちがそれぞれの目標に向かい、自分の持てる能力を十分に発揮してほしいと願っています。そのためには、地域の大人が園・学校の保育士・教師らとともに、阿久比町の子どもたちに進んで関わっていただきたいと思います。

本年も、皆さまとともに、「よりよい阿久比町の教育」の実現に進んでまいりますので、一層のお力添えをよろしくお願い申し上げます。

新春の門出にあたり、町民の皆さまのご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。