広報あぐい

2015.12.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(198)〜

阿久比町では中学生海外家庭生活体験事業として、毎年、中学生をカナダに派遣しています。21回目となる今回も、10人の阿久比中学校の生徒が10日間の海外生活を体験してきました。生徒たちは、あらかじめカナダでの研修テーマを設定して海外体験をし、現地で学んだことを報告書にまとめています。カナダでの体験から学んだことなどを今回から2回にわたってお伝えします。

「身近な建造物・公共物から見るカナダの特徴」

竹内 里奈さん

カナダでは、電柱を木に似せているなど、自然と公共物が一体化していました。また、歴史ある建造物が現代でも活用されています。カナダの信号は縦に赤・黄・青と並んでいました。歩行者用の信号は、渡れるまでの秒数が出るようになっています。カナダの建造物・公共物は、日本と同じ用途でも日本とは見た目が全く異なっていました。古い建物や街並み、景観を大切にしたいというカナダの人々の思いを感じることができました。


「日本とカナダの食文化 〜ふだんの食事の違い〜」

山本 光夏さん

カナダでは、日本のように食べる姿勢をあまり気にしません。私のホストファミリーは、食事の時に全員が肘をついていました。私は小さいときから「肘をつくな」と教えられていたので驚きました。反対にカナダの人は「なぜ肘をつかないの」と驚いていました。また、日本では健康に気を遣い、おやつを食べ過ぎないように教えられますが、カナダでは、授業中や休み時間などでもおやつを食べていました。


「日本とカナダ 意識の違い
 〜カナダの人々とのコミュニケーションを通して〜」

篠倉 なつみさん

日本とカナダでは、文化や生活、学校のルールが大きく違うことが分かりました。例えば、日本ではピアスやタトゥをすることは好まれませんが、カナダでは当たり前でした。また、カナダの学校は日本と比べて、自由なことが多くて驚きました。そういった違いは、カナダが移民の国だからだと思います。カナダは自分の国の文化をとても大切にしている国だと思いました。


「日本とカナダの文化の違い
  〜実際に体験してわかったこと〜」

尾崎 青空さん

カナダでは、多くの家に暖炉があります。暖炉は冬の寒さが厳しいカナダでは、必要なものだそうです。カナダでは電気代が高いので、使っていない場所は必ず電気を消します。しかし、朝から夜の9時くらいまで太陽が沈まず明るいので、家ではほとんど電気をつけず、暗くなってからでも一部の場所しか電気をつけません。私は、今回の事業に参加して、日本の文化や生活を改めて考えるきっかけになりました。


「日本とカナダの違い
  〜四季を通じた生活の変化を比べて〜」

井口 七海さん

カナダへ行くと、行事や家の中だけでなく、生活の中にもさまざまな文化の違いを感じることができました。私が日本とカナダの文化を比べて一番違いを感じたことは、カナダのほうが季節の行事への思いが強いということです。例えば建国記念日ひとつとってもカナダの国民は家に国旗を掲げて祝いますが、日本の国民で家に国旗を掲げている人たちはなかなか見ません。その行事や祝日の意味をしっかりと理解し行動するということはカナダの良い文化だと思いました。日本もそういうところをもう少し大切にしていった方が良いのではと思いました。