広報あぐい

2015.08.15


広報あぐい トップ » トピックス(4)

幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(191)〜

教育課程部発 平成26年度活動報告

「教育課程部」(平成27年度から「小中接続部」)は、各教科の「小中で育てたい力」を意識した授業実践、その中で工夫した教材などのデータの蓄積に取り組みました。また、小学生が中学校を知る機会として、「先輩の話を聞く会」に加えて、「部活動体験・見学」を始めました。

育てたい力(重点指導事項)一覧表に基づく授業実践

小学校理科の実践

町内の全教員に配布してある「小中で育てたい力」一覧表に基づいた授業実践を進めました。全学校が共通の「育てたい力」を意識した授業をすることで、教科ごとの一貫した指導を目指しました。

さらに、教員一人一人が工夫した教材や資料などを、町内に勤務する教員が誰でも使えるように、データの集約・蓄積も行いました。

園生活における国語・算数及びその他に関わる活動の工夫

保育園や幼稚園での園児の活動には、小学校の学習につながる活動がたくさんあります。これまでは国語(話す・聞く)、算数(数・量・形に関心をもつ)の2教科で取り組んできました。平成26年度は、国語・算数以外の教科とのつながりを意識した活動の工夫を紹介し合い、各園が参考にできるようにしました。

先輩の話を聞く会

先輩の話を聞く小学校6年生

中学校入学を前にした小学校6年生が、中学校生活を知る機会を増やすことをねらいとして、「先輩の話を聞く会」を実施しました。中学生が母校の小学校を訪れ、小学校と中学校の違いや学習・部活動の様子などを紹介しました。「怖い先生はいますか」「夜寝るのは何時ですか」「難しい教科は何ですか」など、小学生の素朴な疑問にも、先輩として優しく丁寧に答えていました。小学生にとっては、同じ小学校出身の身近な先輩の話を聞き、間近に控えた中学校生活をより明確にイメージすることができました。

部活動体験・見学

剣道部での体験の様子

中学校生活にとって大きな部分を占める部活動は、小学校6年生にとって大きな関心事です。そこで、冬休みに部活動体験・見学を行いました。部活ごとに都合の良い日を受入日としたため、小学生は複数の部活動を体験したり見学したりすることができました。

平成26年度から始めた新しい取り組みですが、延べ250人ほどが参加しました。受け入れる中学生にも緊張感があり、後輩から見られることで良い刺激となりました。体験・見学した小学生からは、「とても楽しかった」との声が多数聞こえ、双方にとって有意義な時間となりました。