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2015.04.15


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町長所信表明「まちづくりは更なるステージへ」

3月3日に開かれた平成27年阿久比町議会第1回定例会の冒頭で竹内啓二町長が、平成27年度の町政運営について所信表明を述べました。抜粋して掲載します。

日本中が人口減少に向かう中、本町では2月18日に世帯数が1 万世帯に達し、人口も2万8千人まであとわずかの状況となりました。新庁舎の建設は順調に進み、地上へ建物が姿を現し始めました。今年中の新庁舎完成を目指し、完成後は事務所移転をスムーズに行い、すぐに平常業務を始められるよう準備に細心の注意を図っていきます。

まちづくりに関しては更なるステージに向けてまいります。名古屋(N)、阿久比(A)、三河(M)を結ぶ“NAMトライアングルライン”による町の発展と本町の緑豊かな自然を守りつつ、豊かに暮らせるまちづくり「田園町富」をスローガンに突き進みます。

将来必ず到来する少子高齢化や人口問題に対処するため、今後の人口ビジョンと地方版総合戦略を策定し、基本理念である「安全・安心・安定」を基本とする自然と調和した快適なまちづくりを着実に推進していきます。そのためには、安定的かつ健全な財政基盤を確立し、維持することが不可欠です。そのためには、本町の将来を見据えながら真に必要な事業を選択し、限られた財源を適正に配分することが重要です。

町民に身近な行政主体として、積極的に施策を展開する一方で、事務事業の評価を行い、必要に応じて手法の見直しを図るなど、これまで以上に施策の点検・経費の縮減などの徹底に努めてまいります。暮らしの「安全・安心・安定」、「阿久比らしさ」、「参画と協働」を基本理念として策定した第5次総合計画の中間年度として、「みどりと共生する快適生活空間・あぐい」の実現のため、次に掲げる施策を推進するための、予算を編成しました。

@住みつづけたい快適なまちづくりのための推進施策

適正な土地利用への誘導、市街地、公園・緑地、水道施設の耐震化などの整備および緑化の推進など、安全・安心な住民生活や活発な産業活動などの基礎となる都市基盤整備を計画的に進める。道路・交通網の整備と併せて橋梁・道路舗装の整備を推進する。

Aみどりと共生する安全なまちづくりのための推進施策

ごみ減量化、リサイクルの推進、下水道の促進など、みどりと共生する生活環境の整備を図る。防災・消防や交通安全・防犯対策などを強化し、将来にわたり安全で安心して暮らせるまちづくりに取り組む。

B人にやさしい健康・福祉のまちづくりのための推進施策

児童数の増加に対する対策や、子ども・子育て支援新制度を活用した積極的な子育て支援を行う。高齢者福祉・介護施策全般の一層の内容充実および障がい者施策の総合的な推進に努めるとともに、健康づくり・保健事業などの積極的な展開と医療体制の充実を図る。

C人を育てる教育・文化のまちづくりのための推進施策

安全で快適な教育施設の整備と幼・保・小・中一貫教育を推進する。また、スポーツ村やふれあいの森の活用と生涯学習の各種事業内容の充実を図るとともに多目的ホールの建設を推進する。

D活力ある産業のまちづくりのための推進施策

環境変化に即した多面的な農業振興施策や後継者育成を計画的に展開するとともに、土地改良事業を推進し、工業用地の確保に努める。商工業の発展や雇用安定のための支援施策を充実させ、観光協会を中心に観光振興を図る。

Eみんなでつくる参画と協働のまちづくりのための推進施策

「住民税1%町民予算枠事業」を中心に住民と行政の協働したまちづくりを進めるとともに、地域主権に対応する効率的な行政経営を推進する。新庁舎へのスムーズな事務所移転を図り、公共施設等総合管理計画の策定、社会福祉・税番号制度の実施など町民サービスの向上を図る。

(歳入歳出予算内容は次ページ以降に掲載)

長きにわたり安全で安心して暮らせるまちづくりを進めるため、バランスある発展と住民福祉向上に向けて全力を挙げて取り組みます。そして、町民の生活を守るべく、幾多の要望に適切に対応していきます。

議員各位のご指導ご理解をいただくとともに、住民の皆さんの温かいご支援・ご協力を心からお願い申し上げます。