広報あぐい

2014.11.15


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阿久比川柳会句会作品

課題「月夜」「多い」
十五夜はすすきに団子愛でながら タチ子
子沢山お金で買えぬ幸福ね 柚 子
名月も二胡にこの音色にうっとりし 順 子
計り売りおまけの量で買わされる 寿美子
生きし物 月夜の干潟歓喜あり 早那恵
年ごとに書けない漢字多くなり 洋 子
月明り背負って亭主ご帰還に 穂多留
多くした苦労の種が今実る 松 衛
月明り亡妻つまの笑顔を写し出す 利 夫
断捨離だんしゃりも思い出多く片付かず 風 露
星月夜 息苦しさを浄化する ますみ
ひと日ごと増えて積んでる物忘れ 君 江
休肝日 三日月ほどの盗み酒 小五味
話し合うすべも持たずに多数決 螢 子
名月をグラスに落とし玉子酒 好 奇
生きている証しに日々の欲の数 滋 矩