2014.03.15
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中央公民館の調理室に2月1日(土)、みんな同じ方角を向いて、ものも言わずに太巻きにかぶりつく集団が…。この光景は「阿久比サタデースクール」が学期に1度行う「朝食の日」の食事場面です。いつもは和やかに談笑しながら会食をしますが、この日は、いつもと様子が違いました。参加した生徒たちの願いの強さを、異様なほどの静寂から感じました。
阿久比サタデースクールは、中学生の生活習慣と学習習慣の定着を図るため、毎週土曜日にスポーツ村クラブハウスで行う「中学生土曜朝塾」です。午前8時30分〜午前10時30分の2時間、生徒たちが自主学習に励みます。「早寝早起き朝ごはん」全国協議会から委託を受けた事業で、今年で5年目となります。
このサタデースクールでは、「あぐいくらしの会」の皆さんに協力していただき、学期に1度朝ごはんを準備する「朝食の日」があります。
3学期は、毎年節分前後に行われることもあり、「恵方巻き」の材料が準備されます。「あぐいくらしの会」の皆さんには、朝7時から酢飯や具を準備していただきました。受験を控えた3年生の願いがかなうように「ご祈祷(きとう)済の海苔(のり)」と、七福神・ラッキー7にあやかり「7種類の具」が、今年も用意されていました。8時過ぎから集まってきた生徒たちは、自分で寿司を巻く貴重な体験もできました。今年の恵方「東北東」を向き、巻きずしをおいしくいただきました。
生徒たちが願いをかなえるには、やはり自分で努力することが必要です。朝食後は、別室で数学と英語の学習にしっかりと取り組みました。
阿久比サタデースクールは、来年度も継続予定。新年度が始まって5月ごろに募集を行うスケジュールです。来年度も多くの参加があることを願っています。
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