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2013.03.15


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阿久比町循環バス評価報告書の要旨

□問い合わせ先 防災交通課交通係 TEL (48)1111(内277)

2月12日に開催した第5回阿久比町循環バス運行評価委員会で、循環バスの運行に関する評価が町長に報告されました。町では、試行運行の更なる改善に努めます。

評価の要旨については次のとおりです。報告書の内容は、町ホームページ「阿久比町循環バス運行評価委員会、評価報告書」(http://www.town.agui.lg.jp/ka/hyouka.html)で見ることができます。

〇循環バス全体の利用者数は増加傾向
1日当たりの平均利用者数は、平成23年は159人でしたが、平成24年は183人に増加しました。特に、ダイヤ改正後は、概ね200人を超える状況にあります。
平成23年度の評価報告書では、平均利用者数の目標を1日当たり160人に設定していることから、平成24年の利用者数については、大いに評価できます。
〇利用者の満足度は高い
バス全般に対して満足している利用者の割合が、ダイヤの改正前は54.6%、改正後は62.6%と高くなっています。平成23年度の評価報告書では、満足している人の割合を50%以上に目標設定しています。
平成24年はこれを達成していますが、運行時間については、満足している人の割合が39.0%と他の項目に比べて低くなっています。特に50歳代以下の利用者で満足している人の割合が比較的低いことから、通勤通学時間帯の運行についても検討を行う必要があると考えます。
〇ダイヤ改正に利用者の意見を反映し、利用者数も増加
昨年から要望の多かった地区への延伸を中心に行ったダイヤ改正の結果、利用者数が増加するとともに、新設バス停もおおむね順調な利用状況となっています。アンケートでも、満足している利用者が半数以上でした。
〇積み残しに関しては、通年では目標達成できていないが、ダイヤ改正後は大幅減少
積み残しは、平成24年中に81回発生しました。平成23年度の評価報告書では、積み残し発生回数を1年で50回以下に目標設定していますが、平成24年は達成できていません。
ダイヤ改正後は、月平均3回と改善の兆しが見られますが、特定の場所に限られていた積み残しが各所で発生するようになっています。
循環バスを利用したいと思っても乗れない可能性があるため利用を控えている方もいますので、対策が必要だと考えます。
〇ルートやダイヤの改正など課題への取り組みは積極的
町、事業者が、利用者アンケートなどで要望の多い地区に対してルートやダイヤ改正を行うなど大きな課題にも意欲的に取り組んでいることは、評価できます。
今後は、ルートの延伸や通勤通学時間帯の運行の検討など、まだ実行に移せていない取り組みについても、必要性や優先性を整理し、引き続き計画的に取り組んでほしいと考えます。
□問い合わせ先
防災交通課交通係 TEL (48)1111(内277)