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2012.09.15


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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 (190)

□問い合わせ先 防災交通課 TEL (48)1111(内208)

阿久比町全地区で一斉に防災訓練を実施

町内全地区を対象に、一斉防災訓練を8月26日(日)に実施し、6,700人以上の住民が参加しました。

昨年度の一斉避難訓練は、東日本大震災の教訓で「まず逃げること」を考えた訓練でした。今年はさらに発展させ、各世帯に配付された安否確認フラッグによる速やかな安否の確認や、救急医療情報キットを活用した適切な救助活動などを取り入れた訓練を行いました。

訓練は、南海トラフを震源域としたマグニチュード9.0の巨大地震が突然発生し、町内では震度7を記録するとともに、家屋の倒壊や火災の発生、土砂崩れなどにより町内全域で大規模な被害が生じたとの想定のもとで行いました。

午前7時に緊急避難を知らせる防災信号のサイレンを合図に、訓練を開始。各地区の皆さんは、非常持ち出し袋を持ち、安否確認フラッグを掲示した後、地区で決められた避難場所に避難しました。消防団は公用車で町内を巡回し、避難を呼び掛けました。避難場所では、各地区の役員の方が避難世帯数、避難人数、安否確認フラッグ掲示の確認などを行いました。

行政協力員がいる地区災害対策本部では、各地区の役員から報告のあった避難や被災の状況などを大急ぎで取りまとめていました。取りまとめた内容はその後、情報収集するために町災害対策本部から各地区へ派遣された役場職員に伝えられ、職員は、携帯無線機を使用して町の災害対策本部に避難状況を報告しました。職員は、災害で車が使えない想定のため、徒歩や自転車、バイクで地区災害対策本部へ出向きました。

一方、役場庁舎が地震で倒壊したとの想定によりオアシスセンターに設置された町の災害対策本部では、被害想定をもとに災害対策本部員会議を開催し、本部長である町長の指揮のもと、災害時の初動対応などを検証しました。

その頃、参集した職員は、丸山防災倉庫、中央公民館、オアシスセンターに分かれて、各種の訓練を行いました。土のう作り、地区からの避難者の受け入れ、応急仮設病棟開設、半田消防署阿久比支署の指導による応急手当、間仕切り・仮設トイレなど避難所資材の設営を、阿久比町赤十字奉仕団と合同で行いました。阿久比支署の指導による消防団のチェーンソー取り扱い訓練も、中央公民館本館前の駐車場で実施しました。

地震などの災害は、いつ起こるかわかりません。皆さんも積極的に、自分が住んでいる地区の自主防災会が行う訓練に参加するとともに、日頃から非常持ち出し袋の準備などをしてください。地震への備えとしては、耐震改修や家具の転倒防止対策もお願いします。

    
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