広報あぐい

2012.09.01


広報あぐい トップ » トピックス(1)

誇りある伝統行事 阿久比谷虫供養

□問い合わせ先 社会教育課社会教育係 TEL (48)1111(内262)

今年は福住地区で開催

日時 9月22日(土・祝) 午前8時〜午後4時
場所 興昌寺(大字福住字東脇)
阿久比谷虫供養スケジュール
午前8時 開始
午後0時30分 囃子奉納
午後1時 百万遍念仏開始
午後3時10分 囃子奉納
午後4時 終了

虫供養は、米作りや野菜作りで犠牲になった田畑の虫を供養するために念仏を行ったことが始まりとされ、融通念仏の始祖「良忍上人りょうにんしょうにん」(1072〜1132)により広められ平安時代終わりごろから阿久比でも行われるようになった民俗信仰行事です。

阿久比谷虫供養は「知多の虫供養行事」として、愛知県の無形民俗文化財に指定されています。

阿久比谷虫供養は現在、町内13地区が持ち回りで当番を受け持っています。当番地区では、前年の虫供養終了時に引き継ぎを受けてから1年をかけて寒干かんぼしや土用干どようぼしなど数々の行事を行い、1年の集大成ともいえる虫供養当日を迎えます。今年は福住地区が当番です。

行事当日は導師の先導で同行衆による念仏が唱和され、道場や小屋にはそれぞれ掛軸がまつられます。また、会場内に建てられた大塔婆おおとうばの下の砂山を幼児に踏ませると「かんの虫封じ」になると伝えられています。

永い歴史があり、戦乱に巻き込まれ中断もありましたが、根強くよみがえった虫供養は、まさしく町の誇る伝統行事です。ぜひ会場に足を運びご覧ください。

□問い合わせ先
社会教育課社会教育係 TEL (48)1111(内262)