2012.04.15
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3月2日に開かれた平成24年阿久比町議会第1回定例会の冒頭で、竹内啓二町長が、平成24年度の町政運営について所信表明を述べました。抜粋して掲載します。
我が国は、昨年3月11日に起きた東日本大震災により、国難と呼べる事態に陥りました。自然の猛威と科学技術に対する過信が招いた大きな災禍に、人間の力のもろさを感じ、その衝撃は今なお、私たちの心に重くのしかかっています。多くの日本人は「生と死」について真剣に向き合い、「今生きていることの幸せや大切さ」を感じたのではないかと思います。被災地の一日も早い復興と、被災された方々に安定した生活が戻られることをお祈りし、引き続き支援するとともに、本町の防災・減災対策を強化していきたく思います。
平成24年度は、引き続き効率的な行財政運営に務めていかなければなりません。新保育所や新庁舎の建設など大きな財源を必要とする事業を着実に推進していくためには、安定的かつ健全な財政基盤を確立し、維持することが不可欠です。厳しい財政環境を踏まえ、住民に身近な行政主体として、積極的に施策を展開する一方、事業仕分けや行政評価などを行い、これまで以上に施策の点検・無駄の排除などの徹底に努めてまいります。
職員一人一人が経営感覚を持ち、全職員の英知と創意を結集し、第5次総合計画の第2年次として、「みどりと共生する快適生活空間・あぐい」を目指す事務事業を推進し、次に掲げる施策を目標として、予算を編成しました。
昨年の愛知県人口動向調査によれば、本町が人口増加率で一番になりました。町の活性化の基となるのは、その町の人口によるところが大であります。人口増加は大変喜ばしいものと思います。
今回の予算編成では、まず災害に備え強くなること、住民サービスの低下をまねかないこと、そして、「夢と希望」を持って進むことに重きを置きました。自分たちの町は自分たちでつくり、治める、という自治の原点に立ち返ることが必要不可欠だと考えます。
このような現状を認識したうえで、町の発展と住民の皆さんの要望に応えられるよう、最善を尽くして努力してまいります。議員各位のご指導ご理解をいただくとともに、住民の皆さんの温かいご支援・ご協力を心からお願い申し上げます。
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