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2011.11.01


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海外で得た貴重な体験を報告

〜中学生 報告書より〜

第17回阿久比町中学生海外家庭生活体験事業に参加した生徒たちが、バンクーバーで体験したことなどを報告書にまとめました。そのうちの一部を紹介します。

◎ホストファミリーの家はとても大きくて、びっくりしました。家に入ると、皆さんが迎えてくれました。あいさつをしっかり考えてきたのですが「ハロー」と「ナイストゥミーチュー」を元気よく言うのが精いっぱいでした。ホストファミリーの皆さんは、僕にいろいろ話しかけてきてくれました。初日は何を言っているのかよく分かりませんでした。僕は理解しようと必死で、何度も聞き返してしまいました。でも、皆さんとても優しく、絵をかいて説明するなど嫌がらずに伝えてくれました。慣れてくるとだんだん英語でコミュニケーションをとるのが上手になり「英語で会話するのってすごく楽しいなあ」と思うようになりました。

◎ホストファミリーの家から語学学校までバスと電車を使い、一人で通学する途中、道に迷いました。英語で声を掛ける度胸もなく、涙が出る思いでしたが、勇気を出して学校までの道を聞くことができました。消極的な僕には良い経験でした。

◎ホストファーザーに「帰りは駅まで迎えに行くので電話して」と言われていたので、公衆電話を探したが見つかりませんでした。思い切って近くの女性に「電話を貸してください」と声を掛けると、笑顔で気持ちよく貸してくれました。電話をしてしばらくその場で待っていると、電話を貸してくれた女性が、ホストファーザーがいる場所を私に分かるようにとても親切に教えてくれました。人に親切にすることが自然にできることはすばらしいと思いました。

◎カナダで食べたお米は、細長く、日本のものと違いパサパサしていました。普段食べている日本のお米のおいしさを、このとき初めて感じました。当たり前のように口にしていますが、これはとても幸せなことであると感じ、お米だけでなく、僕たちが口にするさまざまな食べ物に日本は恵まれていると思いました。帰国して、日本の食事に感謝することができました。

◎ホストファミリーとお別れの時「また会いたい。また来たい」と言ったら「いつでも帰っておいで。待っているからね」と目を真っ赤にしたホストマザーが抱きしめて言ってくれました。私には、カナダにもう一つの大事な家族ができました。

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このほかにも、語学学校での楽しい授業の様子や観光などで雄大な大自然を堪能したことが書かれていました。

小学生の報告書にも共通していますが、子どもたちは、英語が話せなかったり、相手のしゃべっている英語が聞き取れなかったりして苦労したようです。しかし、英語をしっかり身につけてもう一度行きたいという熱い思いが伝わってきます。

海外での経験が、子どもたちを大きく成長させたようです。

参加した3年生の生徒10人
中谷 円郁   新美  翔   燻m 幸樹   榊原 李緒   須藤 祐佳
山内 里紗   金銅 健太   竹内 佑樹   新美 陽平   杉本 雛乃