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2011.03.15


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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革(154)

□問い合わせ先 防災交通課 TEL(48)1111 (内208)

全国瞬時警報システム(J-ALERT)を整備しています

○全国瞬時警報システム(J−ALERT)とは

緊急地震速報や弾道ミサイル発射情報などの対処に時間的余裕のない事態が発生した場合に、国(消防庁)が人工衛星を利用して情報を送信し、瞬時に市区町村の防災行政無線などを自動起動し、サイレンや音声放送により伝達するシステムです。

平成19年2月から全国で運用を開始し、平成22年3月現在344市町村で導入されています。

国の平成21年度補正予算で全国一斉整備が進められ、現在、阿久比町でも整備を進めています。


役場庁舎屋上の
パラボラアンテナで受信します
○いつから運用されるの?

平成23年4月1日からを予定しています。

○どのように伝達されるの?

大地震や武力攻撃などの緊急事態が発生し、国から住民の皆さんに伝達されるまでの流れは次のとおりです。

気象庁や内閣官房が緊急事態を把握し、消防庁へ伝える。
      ↓
消防庁は、人工衛星を利用して緊急情報を全国の都道府県、市区町村に送信する。
      ↓
緊急情報を受信した市区町村の防災行政無線が自動起動される。
      ↓
防災行政無線からサイレンや音声で情報が放送される。

○どんな情報が放送されるの?

阿久比町では次の緊急情報が自動放送されます。

【緊急地震速報】
愛知県西部で推定震度4以上の場合に自動放送されます。
@始まりチャイム音♪
      ↓
A「緊急地震速報。大地震(おおじしん)です。大地震です」
  ※3回繰り返し
      ↓
B「こちらは、こうほうあぐいです」
      ↓
C終わりチャイム音♪
・震源が近い場合には、強い揺れに放送が間に合わない場合があります。
・愛知県西部の推定震度のため、実際の震度と異なる場合があります。
【東海地震予知情報】
東海地震予知情報が発表された場合に次のように自動放送されます。
@始まりチャイム音♪
      ↓
A「こちらは、こうほうあぐいです」
      ↓
B「ただいま東海地震予知情報が発表されました。テレビ、ラジオの情報に注意してください」
 ※3回繰り返し
      ↓
C終わりチャイム音♪
【東海地震注意情報】
東海地震注意情報が発表された場合に次のように自動放送されます。
@始まりチャイム音♪
      ↓
A「こちらは、こうほうあぐいです」
      ↓
B「ただいま東海地震注意情報が発表されました。テレビ、ラジオの情報に注意してください」
 ※3回繰り返し
      ↓
C終わりチャイム音♪
【弾道ミサイル情報】
ミサイルが発射され着弾の可能性がある場合に次のように自動放送されます。
@有事サイレン十四秒間
      ↓
A「ミサイル発射情報。ミサイル発射情報。当地区に着弾する可能性があります。屋内に避難し、テレビ・ラジオをつけてください」
 ※3回繰り返し
      ↓
B「こちらは、こうほうあぐいです」
      ↓
C終わりチャイム音♪
【航空攻撃情報】
航空攻撃の可能性がある場合に次のように自動放送されます。
@有事サイレン14秒間
      ↓
A「航空攻撃情報。航空攻撃情報。当地区に航空攻撃の可能性があります。屋内に避難し、テレビ・ラジオをつけてください」
 ※3回繰り返し
      ↓
B「こちらは、こうほうあぐいです」
      ↓
C終わりチャイム音♪

防災行政無線のスピーカーから
緊急情報が流れます
【ゲリラ・特殊部隊攻撃情報】
ゲリラ攻撃などの可能性がある場合に次のように自動放送されます。
@有事サイレン14秒間
      ↓
A「ゲリラ攻撃情報。ゲリラ攻撃情報。当地区にゲリラ攻撃の可能性があります。屋内に避難し、テレビ・ラジオをつけてください」
 ※3回繰り返し
      ↓
B「こちらは、こうほうあぐいです」
      ↓
C終わりチャイム音♪
【大規模テロ情報】
大規模テロの可能性がある場合に次のように自動放送されます。
@有事サイレン14秒間
      ↓
A「大規模テロ情報。大規模テロ情報。当地区にテロの危険が及ぶ可能性があります。屋内に避難し、テレビ・ラジオをつけてください」
 ※3回繰り返し
      ↓
B「こちらは、こうほうあぐいです」
      ↓
C終わりチャイム音♪

そのほか、緊急に伝達することが必要な国民保護に関する事案が発生した場合、自動放送されます。

◆◆◆◆◆

○寝ている真夜中でも放送されますか?
緊急情報が国から配信された場合、真夜中でも自動的に防災行政無線から自動放送されます。通常の放送とは異なり緊急放送のため、町内五十カ所の防災行政無線のスピーカーから一斉同時放送になります。
○国から衛星を経由して、実際に放送されるまでの時間は?
消防庁から人工衛星を経由して役場庁舎屋上のパラボラアンテナで受信するまでが1秒〜2秒程度です。信号を受信して自動起動装置が働き、防災行政無線の放送が始まるまで、数秒かかります。このため、緊急地震速報では震源が近い場合に強い揺れが先に到達する場合がありますのでご了承ください。
○放送内容は全国どこでも同じですか?

消防庁の通達に基づき、市区町村ごとに決めます。

震度速報「震度○の地震が発生しました」という放送は、愛知県西部の震度を発表するため、必ずしも阿久比町の震度と一致するとは限りません。また、気象庁から複数回発表されれば、昼夜を問わず自動的に何度も防災行政無線で放送されるため、阿久比町では震度速報の自動放送はしません。

気象警報については、7種類の各警報の自動放送が選択できないため、気象警報は自動放送しません。大雨警報発令などは従来どおり「あんしん防災ねっと」の配信メールでお知らせします。

東海地震情報のうち、東海地震観測情報は、観測された現象が東海地震の前兆現象であると直ちに判断できない場合などに気象庁から発表されるものです。これは住民の皆さんが直ちに差し迫った状態でないため、自動起動は行わず、必要に応じて手動で放送します。

○防災行政無線の放送が聞こえにくい場合は?
防災行政無線の伝播範囲は半径250m〜350mですが、高低差などの地理的要件、風向きなどの気象条件に加え、住んでいる家屋の遮音性に大きく左右されます。放送が聞き取りにくい場合は、音声ガイダンス電話(48)7030で確認してください。
    
行政無線情報は電話でも

防災行政無線が聴き取りにくい場合はTEL (48)7030へ問い合わせてください。最新のメッセージを聴くことができます。


町消防団、消防庁長官から表彰旗を受章


町長に報告を行う、
竹内消防団長(中央)と榎本副団長(右)

阿久比町消防団が、3月3日消防功労者消防庁長官定例表彰(東京都で開催)で「表彰旗」を受章しました。

昭和14年消防団の前身である「阿久比村警防団」が結成され、昭和28年町制施行で「阿久比町消防団」となり、以来消防団は地域の安全安心のために活動を続けています。今回の受章は、防災思想の普及や平成20年県消防操法大会で悲願の初優勝に輝くなどの幅広い活動実績が認められました。

3月7日、竹内卓美町消防団長ら関係者が町長へ受章報告に訪れ、団長は「日ごろのまじめな活動が認められた。若い団員には大きな励みになる」と力を込めました。