2010.12.15
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□問い合わせ先 | 企画財政課企画電算係 | TEL (48)1111(内204) |
行政評価とは、「行政の行っているさまざまな仕事が、その費用に見合うだけの効果(成果)を出しているか」、「無駄や重複している部分はないか」などといった視点から行政の仕事を見直し、行政の進め方を改善していく取り組みです。
目標を明確にして客観的な評価を行うことで、住民ニーズに対応したより良いサービスを効果的・効率的に提供することができ、その評価結果に基づく改善を次年度以降の計画、事業に反映させるものです。
阿久比町では、次に掲げる3つの目的に重点を置いて行政評価を行っています。
行政評価システムでは、担当職員の客観的な評価による改善・改革の提案と、事務事業の組み合わせとしての施策の方向性を明確にすることで、計画・実施・評価・改善のサイクルを確立していきます。
行政評価では、それぞれの事業を目的から見直します。評価することにより、目的意識、成果意識、コスト意識といった職員の意識改革を図り、また評価システムを継続的に運用することにより、職員の政策形成能力の向上を図ります。
行政評価では、行政サービスを提供したことにより住民がどれだけ満足したかという成果の概念と、人件費を含めたコストと成果の関係を評価し、改善・改革を検討します。
この結果を住民に公表することで、行政としての説明責任を果たしていきます。
自分たちの仕事を今まで以上によく知り、より良い事務事業にしていくという前向きな取り組みにより、職員自らが考え、それぞれの仕事を見つめ直し、より良い行政に変えていくことを目指します。
行政評価は、まず担当者が行う「事務事業評価」と、総括管理する課長が行う「施策評価」の2段階で行いました。
平成22年度は353の事務事業評価を実施し、それを総合計画の6つの施策大綱、46の施策目標に整理しました。結果は次のとおりです。
施策大綱 | 件数 | 比率 |
---|---|---|
第1節 魅力ある顔と丈夫な骨格をもったまち | 22 | 6.2% |
第2節 快適な暮らしのできるまち | 53 | 15.0% |
第3節 安らぎと安心した暮らしを支えられるまち | 82 | 23.2% |
第4節 活力を生み出すまち | 32 | 9.1% |
第5節 誰もが生き生きと活躍できるまち | 85 | 24.1% |
第6節 計画的で高度な住民サービスを提供するまち | 79 | 22.4% |
合計 | 353 | 100.0% |
施策評価により、「施策の目的・目標」、「施策の評価」、「施策の方向性」を洗い出しています。各施策の目指すところ(目的)を明確にし、現状を客観的に分析することで、施策の方向性を明示しています。
今回示された改善の方向性は、次の通りです。
改善の方向性 | 内容 | 件数 |
---|---|---|
拡充 | 投入量(人・予算等)の拡大により、さらに大きな成果を求める。 | 23 |
改善 | 投入量(人・予算等)はそのままに、手段等の見直しによる、有効性等の改善を図る。 | 166 |
縮小 | 投入量(人・予算等)の低減により、効率性の改善を図る。 | 0 |
現状維持 | 現状の投入量(人・予算等)成果を維持する。 | 160 |
民間委託 | 事業そのものを民間など外部へ委託する。 | 0 |
廃止・終了 | 事業を一時的に取りやめ、様子を見る。事業を廃止する。 | 4 |
合計 | 353 |
改善の方向性のうち、「拡充」、「廃止・終了」とされた事務事業は、次の通りです。
事務事業名 | 評価者のコメント | 担当課 |
---|---|---|
土木施設の占用、使用、承認工事等に関すること | PR方法の工夫をして、住民に適切に情報を公表する。 | 建設課 |
循環バス対策事業 | アンケート調査の回収率は、かなり高く必要性も高かった。 | 防災交通課 |
環境保全事業 | 小型合併浄化槽の普及促進、生活排水に対する住民の意識の啓発強化、水質浄化設備の清掃、補修を継続する。適切管理を指導する。 | 環境衛生課 |
住宅用太陽光発電施設導入促進事業 | クリーンエネルギーを利用し地球温暖化防止を図るため、補助事業を推進する。 | 環境衛生課 |
ごみ処理事業 | 広域でごみ処理を行っているが処分場など残余量が無く、今後ごみの増加に対応する施設の確保が必要となる。 | 環境衛生課 |
合併処理浄化槽設置費補助事業 | 国、県と合わせ補助事業を実施している。今後、単独浄化槽からの転換の促進を図る。 | 環境衛生課 |
災害対策施設整備事業 | 避難場所などへ備蓄倉庫を順次設置していく。J-ARERTを整備し国の緊急放送を受信できるようにするとともに、防災行政無線の難聴区域の改善に努める。 | 防災交通課 |
防災普及事業 | 自主防災会を対象とした防災研修会の内容を充実して実施するとともに、全地区に防災委員を創設した新しい自主防災会の育成強化に努める。 | 防災交通課 |
水道拡張事務 | 水道水の安定供給および地震などの災害時における水の確保のため第3期拡張事業を推進する。 | 上下水道課 |
健康づくり健康体操に関する事業 | 地域で自主的に健康づくりに取り組む人の割合を増やすためにも、連絡会に対し支援の充実を図る。 | 環境衛生課 |
予防接種事業 | 感染症などの予防のため、今後も予防接種の啓発に努める。 | 環境衛生課 |
母子保健乳幼児健診事業 | 町で行う健診のほか、妊婦に14回、産婦に1回、乳児に2回の健診代の補助を行い、子育ての経済的負担を軽減する。 | 環境衛生課 |
農地基盤整備事業 | 阿久比・矢高地区および宮津地区の土地改良事業の推進を図る。具体的な計画作成に入るため、将来的に職員の適正配置が必要。 | 産業課 |
観光関係事業 | 観光協会への助成を行うとともに、観光協会事業を支援する。 | 産業課 |
企業誘致関係事業 | 工業用地の確保と企業誘致に努める。また、企業誘致を推進するため、税の減免や助成金支給について検討する。 | 産業課 |
幼・小・中施設整備事務 | 校舎施設の改修を計画的に推進する。 | 学校教育課 |
幼・小・中環境整備事業(備品購入) | 教育環境の向上のため、教材備品を計画的に整備していく。 | 学校教育課 |
幼保小中一貫教育プロジェクト事業 | 町の主要な事業として今後拡大していく。 | 学校教育課 |
学校支援事業 | TT・ALT・生活支援員などを配置するとともに、地域の人材を活用した学校支援体制を充実して教育環境の整備を図る。 | 学校教育課 |
国際交流事務 | 引き続き小中学生の海外派遣事業や外国人教師による英語教育を推進していく。今後も受入事業を実施していく。 | 企画財政課 |
職員研修事務事業 | 研修は、資質向上に大変有効であり、重要であるので、できるだけ参加するよう努める。 | 総務課 |
歳出事務 | 支出調書提出前の各課によるチェックの徹底を図る。 | 出納課 |
窓口事務 | 窓口周辺の環境整備(机、書架、電子機器などの整理整頓)および納税者への窓口対応を充実する。 | 出納課 |
事務事業名 | 評価者のコメント | 担当課 |
---|---|---|
COP10関連事業 | COP10開催を機に、愛・地球博記念公園において、本町における自然・生物に配慮した取り組みを紹介した。 | 環境衛生課 |
生きがい活動支援通所事業 | 高齢者健康保持対策事業と同趣旨の内容となっており、事業の内容について廃止する必要がある。 | 保険課 |
ほたるサミットあぐい'10事業 | COP10と連携協力し、環境保護・生物多様性の保全を本町から情報発信した。 | 企画財政課 |
総合計画策定事務 | 7月にパブリックコメントを実施した。また、総合計画審議会を開催し答申を頂き、12月議会に上程する。 | 企画財政課 |
施策の目的・目標、施策の評価、施策の方向性、事務事業の改善の方向性など、詳しい結果は企画財政課の窓口と阿久比町ホームページ(http://www.town.agui.lg.jp/category_list.php?frmCd=4-11-2-0-0)で公表しています。
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